当面は安倍首相でもいいだろう。アメリカとの同盟関係を強化して、中共や韓国をけん制しなくてはならないからだ。しかし、安倍首相を絶対視することには反対だ。中共や韓国による理不尽はバッシングに対しては、日本人はもようやく怒りを示すようになった。戦後68年間にわたって日本人はじっと耐えてきた。何をされても笑っていると思われていた日本人が、感情をむき出しにしたのである。そして、マスコミに扇動されて誕生した民主党政権を、自分たちの力で引きずりおろしたのである。そこで頭に担がれたのが安倍首相であった。自民党の政治家にどこまで期待できるかという不安は、最初から付きまとった。それでもよかったのだあのときは。そうしたエネルギーは、いつの時代も政治家の思惑を超えるものである。それは右であれ左であれ変わりがない。安倍首相と怒れる国民との間に、齟齬が生まれてくるのはあたりまえだ。現実を突き破ろうとする運動と、現実の政治の舵取りをしている人間とは、根本において違いがある。安倍首相は内心狼狽しているのではないだろうか。今のところ内閣支持率は高いが、それがいつまで続くかは分からない。さらに、自分の支持者の考えとは、まったく逆なことをしているために、負い目もあるだろう。それでも新自由主義的なことをごり押しするのは、アメリカに媚びたり、役人を立てたりしなければ、日本の政治が動かないことを知っているからだろう。真の保守民族派は安倍信者ではない。安倍首相によって一歩前進したのであり、今後は乗り越えるべき対象とすればいいのである。
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