東京都の石原慎太郎知事のやることに水を差して、それで人気取りをしようとしている民主党政権は、どこかずれている。国民の顔色ばかりうかがって、それで政治ができると勘違いしているのだろうか。一昨年の9月7日、尖閣諸島で中共船に巡視船がぶつけられたのを隠蔽したのは、彼らではなかったか。それなのに、何を今さらという気がしてならない。さらに許せないのは、今日の野田佳彦首相のいわき市訪問である。あれだけ宣伝していた除染が一向に進んでいないのに、フラダンスを鑑賞して、それで事足りたと思っているのだろうか。その足で小名浜港で水揚げされたカツオを試食したりもしたが、遠洋で取った魚を口にしてPRするあたりが、ペテン師のペテン師たるゆえんではなかろうか。せいぜいいくら努力しても、相馬双葉漁協が取り組もうとしているのは、沖合でのたこかご漁ではないか。にもかかわらず、、あたかも安全になったかのような幻想を抱かせるのは、いつものやり口だ。私の知り合いから聞いた話では、福島県沖で捕った魚がスーパーに持ち込まれたが、異様に太っていて脂肪の色が白く、腹からは小魚が多量に見つかった。それは地上のタンパク質を摂取したこを物語るとともに、小魚がセシウムで汚染されていることが明白であった。すぐに捨てたそうだが、誤解を招きかねないパフォーマンスをする暇があったならば、野田首相は真実を国民に語るべきではないか。国民を愚民扱いするにもほどがある。
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