橋下徹が物笑いの種になるというのは、私が以前から予想していた通りだ。その程度の人間を持ち上げていたのが、日本のマスコミ、それもテレビであったのだから、呆れるにもほどがある。週刊文春の今週号では「元愛人」とか書いているが、相手が大阪のクラブで知り合ったホステスで、金で解決すると思って、遊んだのは見え見えである。だからこそ、大阪府知事選に出る前には、キッパリと関係を絶ったのだろう。大杉栄や竹久夢二も女性にはトコトン惚れたが、二人とも遊びではなかった。だからこそ、大杉などは元の愛人に刺されたのである。それと比べると橋下は、ベンツに乗ってデートとは、まさしくテレビ芸人の成金趣味だ。そして、自分の家庭は大事に守りながら、その一方では、その手の女性にちょっかいを出すというのは、昔からの日本の特権階級がしてきたことだ。川島武宜が『結婚』で書いているように「売笑制度が家族制度、特に上層階級の家族制度を支えているのである」というのを、身をもって示したのではないか。橋下がいつだったか、情報番組に出演して「男の下半身を問題にすべきではない」と大声を張り上げたことがあった。何も疾しいことがなければ、そんな言葉は出ないはずで、そもそもがずっこけ人間なのである。橋下はテレビに踊らされただけのピエロであり、これからも支持する人間がいるとすれば、日本も一巻の終わりだろう。
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