草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

泥船から逃げ出すことしか考えない民主党国会議員を嗤う!

2012年07月13日 | 政局

 もはや民主党政権は末期症状である。いくら野田佳彦首相が足掻こうとも、態勢を立て直すのは無理だ。過去の人である小沢一郎にしても、渾身の力を振り絞って、民主党にとどめを刺そうとしている。昨日夕方、民主党が開催した両院総会で、栃木県2区選出の衆議院議員福田昭夫が野田首相の退陣を主張したのも、それなりの思惑があったのだろう。福田は消費税増税法案の採決で棄権しており、明らかに隠れ小沢グループである。離党のタイミングを見ているとしか思えない。また、小沢グループは比例の議員を第一弾とし、総選挙直前になれば、雪崩を打って党を離れるのではないか。小選挙区の候補者であれば、対抗馬を立てられないようにするためには、それがもっとも有効なのである。菅直人や旧社会党系の国会議員も、大部分が脱原発を主張しており、内心はかなり動揺しているのではないか。その辺のところをマスコミが伝えないのは、民主党政権とグルだからだろう。ただし、鳩山由紀夫を中心とするグループは、話半分というよりも、話四分の一だろうが、それ以外のグループは、いつ飛び出すかなのである。まさしく泥船ではなかろうか。泥船は沈没寸前なわけだから、野党第一党の自民党も、手をこまねいているべきではない。消費税増税法案に衆議院では賛成しても、参議院まで右倣いをする必要はない。自民党が政権を奪還するためにも、西田昌司らの舌鋒で、ひっくり返すべきだろう。

 
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TPP反対で自民党は保守主義の理念を高く掲げるべきだ!

2012年07月13日 | 政局

 自民党の姿勢がもう一つ国民に伝わらない。民主党政権と手を組むのではないかと危惧されている。消費税増税に賛成したとしても、景気条項を入れたりして、歯止めをかけたことは分かるが、民、自、公の三党合意ばかりが話題にされると、妥協したと思われても、それはしかたがないだろう。TPPの交渉参加についてだけは、同じ轍を踏まぬように、明確に反対を表明すべきだ。自民党は今年3月9日の段階で、「TPPについての考え方」をまとめている。三橋貴明もブログで書いているように、そこではハードルを高くしている。交渉参加を決める判断基準として、「聖域なき関税撤廃」を前提にしないように求めたり、「国の主権を損なうようなISD条項は合意しない」を提示していることからも、与党に歩み寄るのは難しいはずだ。日本という国柄を保つには、グローバリズムを排する必要がある。全てがアメリカナイズされてしまっては、連綿として受け継がれてきた日本文化など、ひとたまりもないだろう。佐伯啓思も「保守主義は、あの世のことについては絶対的なものを仮想しておき、この世においては、相対的と考える」(『学問の力』)と定義している。保守主義とグローバリズムは相容れないのだ。アメリカ発のグローバリズムは、イスラム原理主義と同じ原理主義であり、自分たち以外を認めない。寛容性などあるわけがなく、それこそ日本はアメリカの一州になるしかないのだ。


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