草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

山頭火の『行乞記』を手にして 5首

2012年07月28日 | 短歌

炎天が身を細らせて歩かしむ山頭火なる数珠ありがたし

末期なる水の清さを口にせし乞食坊主のけれんのなさよ

疲労せし雨に打たせる足なりき静寂にして涙しこぼる

吠える犬罵る子らに追われたる一椀の水命支えん

独りして好天のなか歩みたるつれなき世俗がまぶしかりけり

 
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愛国者石原慎太郎の本領発揮で「尖閣」で米紙に意見広告!

2012年07月28日 | 政局

 石原慎太郎しか頼りにならないというのが、悲しいかなこの国の現実なのである。東京都が27日付の「ウオールストリート・ジャーナル」に意見広告を出し、尖閣購入についての米国民の理解を求めた。核を保有した軍事大国の中共は、尖閣諸島を虎視眈々と狙っている。これに対して、日本の防衛力は脆弱である。核による脅しには、アメリカの核で対抗するしかないのだ。しかも、日本国内には、中共に味方する勢力が跳梁跋扈している。悲しいかなアメリカを後ろ盾にしなければ、尖閣諸島を中共に奪われかねないのである。「東京からアメリカのみなさまへ」と題した意見広告では、東日本大震災へのアメリカの支援に感謝するとともに、尖閣諸島への中共の軍事的圧力高まっていることを指摘し、中共に対抗するアジア諸国を支持しなければ、「アメリカは太平洋の全てを失いかねない」と訴えた。中共軍が上陸する前に、先手を打って東京都による購入をぶちあげた石原のおかげで、日本人はようやく国家として身構えつつある。民主党政権も、自衛隊の活用まで言及するようになった。しかし、残念ながら、日本一国では死守するのは難しいのである。米国民の多くも、日本の尖閣諸島がどうなろうと、自分たちの生活に影響があるとは思っていなかっただろう。それを見透かしていた石原は、アメリカの利害と密接に関係があることを、文面に加えたのである。国際政治のなかで、日本が生き残っていくには、空理空論ではなく、国益が一致することを説く必要があるのだ。政治家としての石原の力量は、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦、小沢一郎らとは格が違うのである。

 
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