菅直人首相の思わせぶりの発言には、腹ただしさを通り越して、呆れてしまう。党首討論を受けて立つかのようなことを、マスコミを通じて発表しておきながら、そこに条件を付けてきたからだ。しかも、よりによって、千谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相を同席させるのが条件だというのだから、どうかしている。この二人は、尖閣諸島沖で中共船が巡視船にぶつかってきた事件で、失態を演じた責任者ではないか。二人とも参議院で問責決議案が可決されたのである。あらかじめ相手が拒否してくるのを見込んで、野党へ嫌がらせをしているだけだ。いくら野党慣れしていない自民党であっても、頭にきて当然だ。そこまで菅首相が無責任だと、もはや国民の多くが、解散総選挙を求めるようになるだろう。これまで民主党をヨイショしていた評論家連中も、恥ずかしくて言葉がないはずだ。真っ先に今飛んでゆくべき沖縄にも、菅首相は行く予定がないようだ。批判の矢面に立たされるのを怖がっているのである。現代の高杉晋作を気取っているわりには、あまりにもだらしない。俗論党の萩政府軍に一人でも斬り込もうとした、高杉のような情熱も持ち合わせていないのだろうか。これでは、同郷の長州人からも、毛嫌いされてあたりまえだ。私の知り合いの長州人などは、それこそ、くそみそにけなしている。
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