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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

星野哲郎が愛してやまなかった庶民を侮る民主党政権

2010年11月15日 | 思想家

 作詞家の星野哲郎がこの世を去った。私の持ち歌が星野哲郎作詞の「おんなの宿」しかないせいか、昔からの知り合いを失ったような気がしてならない。作曲が船村徹で、昭和39年に世に出た大下八郎のヒット曲である。久世光彦が『月がとっても青いから』で、そこに登場する男女のイメージを描写している。「男は角刈りか、安ポマードの匂いのするリーゼントで、女は着物をだらしなく着崩した飲み屋の女がいい。いずれ、裏通りの、そのまた日陰を拾って歩く男と女である」。世の中にあって、それ相応の評価を受ける人たちは一握りである。大半は市井の片隅で生き、そして死んでゆくのである。それが庶民の実像ではなかろうか。そして、いくら境遇的に恵まれていなくても、激しく燃焼させる瞬間はあるのだ。それは名誉や損得勘定から出てくるのではない。「おんなの宿」の三番目の歌詞に「もえて火となれ 灰になれ 添えぬ恋なら さだめなら」というのがあるが、その情念の激しさが人の心を打つのである。エリート面をした民主党政権が、海保職員を守ろうとする国民の声に耳を傾けようとしないのは、そうした庶民のエネルギーを甘く見ているからだろう。しかし、星野哲郎が愛してやまなかった庶民を侮れば、その報いを受けることになるのは、いうまでもなく民主党政権なのである。

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海保職員の会見を中止させた人権弾圧を許すな!

2010年11月15日 | 政局

 国を憂いた海保職員が生々しいビデオを世に出してくれたおかげで、日本が正しかったことが証明されたのに、民主党政権は人権を無視の監禁を続けている。そして、読売新聞の取材によれば、こともあろうに、12日深夜に予定されていたその海保職員の記者会見に対して、横槍を入れたのだという。ビデオがどのようにしてネットに流れたかについては、ほぼ全貌が判明している。さらに、海上保安大学校の共有ファルダに保存されていた時期があり、海保関係者であれば自由に閲覧できたこともわかっている。あえて身柄を拘束する必要性はどこにもないのである。にもかかわらず、記者会見すらさせなかったというのは、まさしく、中共や北朝鮮で行われている人権弾圧と、変わりがないではないか。第5管区海上保安本部が自宅に帰してやりたいと考え、会見の準備も進んでいたが、官邸サイドからストップがかかったともいわれている。それこそ国策捜査そのものではないか。APECに参加した中共を刺激したくなかったのだろうが、警察や検察を思いのままに操ろうとするのは、越権行為である。千谷の政治手法は、権力の保持のためには何でもありで、国家機密法の必要性にまで言及しているほどだ。どこが人権派弁護士なのだろうか。もはや右とか左とか関係なく、海保職員を守るための戦いは、民主主義を守るために戦いでもあるのだ。

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