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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■信じ、待つ / 山本陽一郎

2022年08月23日 | Weblog

2022/3/22放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。

 教会に行くようになるには、人それぞれの物語があるのだと思います。たとえば、誰かとの出会いを通してとか、挫折がきっかけでとか。さらに、イエス・キリストを信じるまでにも、色々な出来事があるのではないでしょうか。

 私の場合は、クリスチャンの親のもとに生まれ、幼い頃から教会に通っていたので、自然と聖書や神様のことを知っていきました。ところが、高校時代に不登校になりました。うまくいかないことが続きもがく中で、ある思いが心に浮かび上がってきたのです。

 「神様を信じていることで何かが解決したか? 神様は自分の祈りを聞いてくれているのか? いや、もそも神って本当にいるのか?」 

 いつの間にか、日曜日は家族が教会に行くのを見送る日に変わりました。教会にも行かず、学校にも行かない私を家に残し、日曜日になると父と母は普段どおりに教会の礼拝へ出かけて行くのでした。でもきっと本当は「普段どおり」ではなかったのだと思います。あの時、両親も戸惑っていたはずです。息子にどうやって接したらよいのかと。

 そんなある日のこと。家の冷蔵庫に何か取りに行った私は、リビングから小さな声が聞こえてくることに気づきました。そっと見てみると、母が聖書を開いて心を注ぎ出すように祈っていたのです。

 「神様、陽一郎が苦しんでいます。どうか解決を与えてください。」

 今でも私は、あの母の姿を思い起こすことがあります。母も苦しみながら、待っていた。自分は祈られてきたことを実感するのです。だからこそ今、自分もあの人、この人のために祈りたいと思っています。

 イエス・キリストは言われます。「わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカの福音書22章32節)

 人の歩みは決して平坦な道のりではありません。嵐の時期もあるし、成長に時間が要ることもあるでしょう。それでも信じて祈ってみませんか? ご一緒に祈りましょう。誰よりもまずイエスさまが私たち一人ひとりのために祈っていてくださり、成長させてくださるのですから。


    ( PBA制作「世の光」 2022.3.22放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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