♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■言(ことば)は肉体となり / 板倉邦雄

2022年08月12日 | Weblog

2022/3/4放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「言(ことば)は肉体となり」という題でお話ししましょう。

 「自分がやりたいこと、なりたいことをことばに出したり書いてみるといいですよ。」と学生時代にある教授から言われたことがあります。ことばは肉体すなわち形になるということでしょうね。

 ヨハネの福音書1章14節を口語訳で読みます。

「そして言(ことば)は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。」

 まず、言(ことば)は人となり、私たちの間に住んでくださったのです。

 「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。」(1章1節) 
 (そのように) ヨハネは1章の冒頭で私たちに語りました。この天地万物の創造と摂理の神様が人としてこの世に来てくださって、私たちの間に住んでくださったのです。目的は罪に汚れた私たちを救うためでした。

 高校3年生のとき、キリスト教の集会の後で一人の友人が突然、「神のひとり子イエス様は肥溜めのウジ虫になったんだよ」と言いました。

 口語訳聖書にはこう書いてあります。
 「キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕(しもべ)のかたちをとり、人間の姿になられた。」
               ピリピ人への手紙2章6節、7節

 何と恵みとまことに満ちた父の独り子でしょうか。私たちと同じように、やがて腐り、朽ちていく肉体を、神のひとり子イエス・キリストがその身にまとわれたのです。現実に、ヨハネは神の栄光を目撃いたしました。キリストの生涯が神の素晴らしさを現わしていたからです。病人を癒やしたり、悪霊を追放したり、五つのパンと二匹の魚で五千人以上の人々を養うという神の力をヨハネは目撃しました。しかも、そのキリストの栄光の輝きは、すべて人々の救いと助けに関わっていたからです。ですから、「彼は恵みとまことに満ちていた」とヨハネは語りました。

 キリストのことばは恵みとまことという結実をもたらしたのです。神のことばと結びついた私たちのことばもやがて結実という形をとるのです。

    ( PBA制作「世の光」 2022.3.4放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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