2022/3/21放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
「私、失敗しないので」と言う外科医をドラマで演じた女優さんが、あるトーク番組で「実際の私は失敗の連続です」と話していました。確かに、テストでも仕事でも間違いは無いに越したことはありません。けれども、うまくいかない経験を通して大切な学びをすることもあります。あの発明王エジソンは、いつもたくさんの失敗を糧にして成功へと近づいていきました。「失敗は人生の母」。大切なメッセージですね。
一方で、聖書によると、私たち人間には例外なく罪があります。「法律を破ったことはないつもりだけど」「そういう失敗はしてないよ」という方も多いことでしょう。しかし、聖書が語る「罪」とは「的外れ」のことなのです。私たちを造られた神様に背を向けている状態、それが罪なのですね。
盗みで捕まると罪になるのではなく、罪があるから盗むのです。罪があるから嘘をつき、罪があるから悪口を言う。まず内側に問題があるから、外側の行いが出てくる。これが聖書の「罪」という概念なんです。
「信仰の父」と呼ばれるアブラハムは、自分のいのちを守るために、エジプトの王に対して自分の妻を「妹だ」と言って嘘をつきました。イスラエル最高の王ダビデも、忠実な部下をわざと激しい戦闘の最前線へ送って死なせ、その間に彼の妻と寝るという恐ろしい罪を犯しました。イエスの弟子のリーダーだったペテロは、イエスが捕らえられたとき、怖くなってイエスのことを「そんな人は知らない」と三度も言ってしまいました。枚挙にいとまがないほど、聖書に出てくる人々も失敗しています。取り返しのつかないような大失敗もあります。
あなたはどうでしょうか。間違った選択をしましたか? 信仰のバランスを失ってしまいましたか? もしそうなら、神様は私たちに赦しを与え、やり直すチャンスを与えてくださることを、まず心に留めていただきたいのです。誰でも失敗をします。罪を犯します。しかし、イエス・キリストの十字架と復活は、私やあなたの罪を赦し、希望を与え、再び立たせてくださるためにあるのです。決して失敗したら終わりではありません。私たちの過去・現在・未来のすべての罪・過ちを神様は赦し、いのちを与えてくださるお方です。
さあ、このお方のもとへ行きましょう。新しい出発はそこにあります。
( PBA制作「世の光」 2022.3.21放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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