♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書-93  あなたがともに網をおろす / 大嶋重徳

2022年08月19日 | Weblog

2022/3/11放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。

 イエス様は一晩魚の捕れなかった漁師のペテロに言いました。「深みに漕ぎ出して網を下ろしなさい。」 すると網が破れそうになるほど魚が入っていました。そこでペテロは、別の舟にいた仲間たちを呼びました。余りにもすごい祝福に興奮しながら、「おーい、本当にすごいぞ」と仲間を呼んだんです。イエス様に従った恵みを一人にしておくことは出来ませんでした。

 今日もそうです。私もそうです。「深みに漕ぎ出せ」と、イエス様のことばに従って、私の深みに入ってきて網を下ろしてくれた人がいました。イエス様と一緒に誰かが網を下ろしてくれたから私たちは今日ここにいるんです。

 ラジオをお聞きの皆さんにもこの番組を教えてくれた誰かが、あなたの心の深みに届きたいと思ってくださって、この番組はあなたの元へと届けられているのです。

 私が中学生の頃、もう信仰も嫌になって、教会を離れていた頃がありました。すると、(教会学校の)中学生科のスタッフの寺村さんというおばさんが「重ちゃん、元気?」と、家を訪ねてきてくれました。そのとき月刊の『ジュニアみことばの光』という、聖書を毎日読むガイドを一緒に届けてくれるんです。しかしはっきり言って、どうせ読まないんですね。やらないんです。しかし母親に言われて玄関先に出ていってそれを受け取る時も、ものすごく「早く帰って」というオーラを出しているんです。でも次の月も『ジュニアみことばのひかり』を持って訪ねてこられる。私はこの人がいたから教会に帰ってくることが出来ました。 高校生の時もカドノさんというスタッフがいてくれました。「重ちゃん、イエス様すごいぞ。」と本気で嬉しそうに話してくれました。「重ちゃんは俺の友達やからな」と言ってくれました。自分からすると到底友達だなんて言えない自分の信仰を導いてくれた人です。しかしその人が「重ちゃんの友達の深みにも、一緒に漕ぎ出してみようよ」と、私が自分の網を下ろすことを励ましてくれたんです。「おことば通り、イエス様のおことば通り、従ってみよう」と励ましてくれたんです。

 今日、あなたにもあなたの心の深みに網を下ろそうとしてくれている人がいます。あるいはあなたが誰かの心の深みに網を下ろす番かもしれません。そこであなたを助けてくれる仲間が必ずいます。一緒にこの神の恵みを味わたいと思いませんか? 


    ( PBA制作「世の光」 2022.3.11放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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