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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■苦しい時にどこを見つめるか / 山本陽一郎

2022年08月26日 | Weblog

2022/3/25放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。
 新型コロナ感染拡大の影響で、苦しい状況に置かれている方が少なくありません。こういう大変な時代の中、今番組を聴いてくださっている皆様の生活と健康が守られるように、心からお祈りいたします。

 聖書を開くと、悩みや苦しみの中にいる人が実は大勢登場してきます。数多くの詩がまとめられた「詩篇」という書物には、ただ感謝や喜びだけが述べられているのではありません。意外に思われるかもしれませんが、苦しみや嘆き、苛立ちなどを表している歌が次から次へと出てくるのです。

 そうなのです。苦しみの時や悲しみの時を誰もが経験するのです。信仰生活の中でも、辛くてたまらない時があります。そんなとき、どうすればよいのでしょうか。

 三つのことを心に留めたいと思います。

 第一に、自分のありのままの思いを、神様に打ち明けることです。詩篇の作者たちは、苦しみがないふりはしていませんし、我慢もしていません。むしろ、自分の感情を神様の前で正直に打ち明けて、すべて受け止めていただいています。詩篇77篇1節に、こうあるとおりです。「私は神に声をあげて 叫ぶ。私が神に声をあげると 神は聞いてくださる。」

 第二に、神様を見つめるときに私たちの心が変えられるということです。問題や状況、自分ばかり見ていた心が引き上げられ、その問題をご存知のお方、生きて働いてくださる神様を信頼する心に変えられていきます。

 そして第三に、神様のみことばを聴くということです。出エジプトや十戒で有名なモーセは遺言の中でこう語りました。「これは、あなたがたにとって空虚なことばではなく、あなたがたのいのちであるからだ。」申命記32章47節

 生きる中には、喜びの時も、また苦しみの時もあります。どのような中にあっても、私たちの思いを受け止めてくださる神様に正直に打ち明け、いのちのみことばに生かされて歩んでいきましょう。


    ( PBA制作「世の光」 2022.3.25放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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