2022/3/5放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は、「再びヨハネの証し」という題でお話しいたしましょう。
では、初めにヨハネの福音書1章15節を朗読します。
「ヨハネはこの方について証しして、こう叫んだ。
『私の後に来られる方は、私にまさる方です。私より先におられたからです。』と私が言ったのは、この方のことです。」
さて、ヨハネの福音書1章6節から8節で私たちは洗礼者ヨハネについて学びました。洗礼者ヨハネは光について証しするためにこの世にきました。イエスの母マリアとは遠い親戚になります。洗礼者ヨハネはイエス・キリストの六ヶ月前に生まれました。そういう意味でヨハネはこの方イエス・キリストを「私の後に来られる方」と証言しました。「イエス・キリストは後から生まれますが、先輩の私にまさる方です」と証言しているのです。
さらに洗礼者ヨハネは「私の後に来られる方は、私よりもはるかに優れ、私よりもまさる方であるばかりではありません。私より先におられる方である」と証言しました。イエス・キリストは洗礼者ヨハネより前にいたことになります。ですから、ヨハネは後から来たイエス・キリストに道を譲ったのです。平たく言えば、先輩が後輩に道を譲ったことになります。後輩のイエスは神のひとり子だったからですね。
洗礼者ヨハネの人生は、主イエス・キリストの道を備えること、曲がりくねり、でこぼこの道を平らにして、まっすぐなハイウェイのような道を作ることでした。そのまっすぐな道をイエス・キリストに譲ったのです。
ですから、今も洗礼者ヨハネは証しをし続け、叫び続けているのではないでしょうか。「ヨハネはこの方について証しして、こう叫んだ。」と今日の聖句にありました。私たちキリスト信徒も、そしてキリストの教会も、キリストの証人となって、この方「光であるイエス・キリスト」を語り続けていきたいのです。
十字架で死なれ、三日目によみがえられた神の子イエスは、集まった弟子たちに言われました。
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」
使徒の働き1章8節
( PBA制作「世の光」 2022.3.5放送でのお話しより )
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