2021.4.2放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
キリスト教会のカレンダーでは今度の日曜日はイエス・キリストが死からよみがえられたことを記念するイースターを迎えます。そこで今週は、ご一緒に聖書から、死と復活ということについて考えていきましょう。
さて私たちの人生に勇気を失わせてしまう理由があるとするなら、少なくても三つあるように思います。
一つは、希望を見出せない、ということです。希望が持てないとき、あるいは希望があってもそれを信頼できない状態にあるときには私たちはただ絶望の中に落ち込んでしまいますね。
二つめは、心から信頼できる存在がいない、ということです。自分一人で問題を抱え込んで悩むことはとても辛いです。問題の中で苦しみの中で、信頼できる存在がいなければ生きる勇気も失われていくでしょう。
そして三番目は、問題があまりにも大きすぎて自分には到底立ち向かえない、と思えるとき。 まあ問題があまりにも大きすぎて自分ではどうしようもないと思ったら、それは勇気を失ってしまいます。
こういうことを考えますと、死というものは人生に襲ってくる最も大きな困難と言えるのだと思います。死という前では人は全く無力です。ですから死の問題に対して希望を与え、信頼ができ、解決を与えてくれる存在がいるなら、私たちにとって最も大きな福音となるわけです。
イエス・キリストはこう言われました。
「わたしを信じる者は死んでも生きる」、こう言われたんです。
そしてイエス・キリストはヨハネの福音書の14章で弟子たちにこう言われたんです。
「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんあります。・・・わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。」 ( ヨハネの福音書14:1-3 )
と言われたのです
(PBA制作「世の光」2021.4.2放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。