2021/4/12放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日は詩篇119篇の三回目として、人生の悲しみの中でどう歩むかに心を留めてみましょう。
人生にはさまざまな悲しみや悩みがあり、もう歩めない、という行き詰まりを経験しますね。この詩篇の作者もそのような中で聖書が語る神様に向かうのです。今日の詩篇をお読みします。
「 私のたましいは 悲しみのために溶け去ります。
みことばのとおりに私を強めてください。
私から偽りの道を取り除いてください。
みおしえをもって 私をあわれんでください。」
旧約聖書 詩篇119篇28節、29節
この作者は魂が溶け去っていくような深い悲しみを通り、自分の存在そのものが揺るがされているのです。しかしその中で彼は、聖書が語る神様に心を向け、自分の内にある偽りの道、罪を認め、それを取り除いて欲しいと願うのです。
時に私たちは悲しみの中で、他の人を責め、神に怒りを向けます。しかし、神の主権を認めるこの作者は、悲しみの中で自分の罪を認め、神のみ教えによって強められることを願い、神の愛に拠り頼むのです。
どんな中にあっても信頼できる存在を知っていることはなんと幸いでしょうか。目には見えなくとも確かに存在し、すべてを創造された主権者なる神様に信頼する人生は、いつも神様の教えや諭しに生かされ続けていくのです。
この作者は続けてこう歌います。
「私はあなたの仰せの道を走ります。
あなたが私の心を広くしてくださるからです。 」 (32節)
と。
どんな中にあっても神の言葉に信頼し立ち上がる者は神の仰せの道を力強く走り抜くことができ、神はその人の心を広くして下さると、彼は確信しています。悲しみの中でこそ、神に信頼する人の心と歩みは強められ広げられていくのです。
続く35節で彼はこう祈ります。
「私にあなたの仰せの道を踏み行かせてください。
私はその道を喜んでいますから。」
彼は、自分の思いがかなうことではなく、神の道、仰せの道を喜ぶのです。神の真理と愛を求め、それに導かれて歩む人生を神は豊かに祝福してくださいます。あなたも神のことばである聖書のことばを心に深く受け止め、神の愛と平安に生かされる人生を歩み続けていきませんか?
(PBA制作「世の光」 2021.4.12放送でのお話より )
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