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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書-59 / 大嶋重徳

2021年09月04日 | Weblog

2021.3.20放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。今週はルカ福音書を順番に読んで、ルカ福音書3章で洗礼のことについて考えてきました。

 最後に、洗礼は神の家族になったことの表れです。キリスト教会が大切にしてきたことの一つに、洗礼と共に聖餐式があります。聖餐式とは、イエス様が十字架にかけられる前の夜に、パンを割いてぶどうの杯を分けてくださったことを思い起こし、自分の罪のためにイエス様の十字架があったことを思い起こすのです。そこで必ず「自分を吟味して」と、当たり前のように聖餐を受けるのではなく、自分の罪の悔い改めと自分の生活を吟味する時間を教会では持ちます。

 ある時、ある方が聖餐を受け取らないということを選ばれました。それが私の目に入った時、「どうなさったのですか?」と後から訊くと、「私の生活を振り返ると、とてもとても聖餐式を受け取るような状況にはなくて」と、悲しそうな顔をされていました。そこにある誠実さを覚えながらも、同時に違和感を覚えたのです。

 そもそも、とてもこのパンとぶどうの杯を受け取れる自分などではないからです。イエス様の十字架が私たちには必要だったのです。とてもとても受け取れる自分ではないからこそ、このパンをむしろ食べて生きていかないといけないのです。

 まだまだ洗礼を受けられるような信仰じゃないので、と洗礼を受けることを躊躇される方がいます。しかし罪によごれ神様に喜ばれない私たち。

 神様の方はいつもこうおっしゃいます。「そんなことを言うな。」と。「あなたはわたしの愛する子だ。わたしはこれを喜ぶ。」 この神様の声に繋がって生きるあなたに神様は私たちの存在を喜んでくださると神様の側でおっしゃってくださるのです。

 洗礼には決断を必要とします。気が付かないうちに洗礼を受けていたということはありません。どこかで洗礼を受ける決心をするのです。イエス・キリストを信じキリストに生かされながらキリストとともに歩んでいくことをあなたは求めているのであれば、洗礼の決断へと踏み出して欲しいと思います。完璧に疑いが消えたら、ちゃんと信じるようになったら、ちゃんと罪を犯さなくなったら・・・。しかしそんな日は来ません。急ぐことはありません。しかしいつの日か必ずあなたを洗礼に導こうとされている神様がその日をあなたに与えてくださいます。その日に備えておきましょう。ラジオのリスナーの方のその日が来ることを私たちは一緒に心待ちにし、お祈りをして行こうと思っています。

     ( PBA制作「世の光」2021.3.20放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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