2020/9/24放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。ルカ福音書2章にはシメオンという人物が出てきます。イエス・キリストに会うまでは死なない、というお告げを信じ、神殿でキリストを待ち続けていました。そのような信仰を生み出したのは、彼がイスラエルのために祈る人であったからです。
教会では祈祷会という集まりをしています。互いに祈って欲しいことを出し合って、神様の前で祈るのです。自分のためだけ祈るのではなく誰かのために祈ることを神様は喜ばれます。聖霊の働きに従うために敏感に感じるために必要なことは、誰かのために執りなし祈ることです。執りなしとは誰かのために祈ることです。おそらく神様の与えて下さる奇跡的な体験は、あなたがこれだけ祈ったから与えられたというよりも、あなたが誰かから祈られているからこそ与えられたものなのではないかと思います。
今日ラジオをお聴きくださっているあなたのためにも今日誰かが祈ってくださっています。私たちは誰かに祈られていたからこそ今このラジオを聴いているのです。あなた以上にあなたが救われることを信じ祈っていてくれた家族や友人、信仰の先輩がいてくれるのです。たまたま今朝のこのラジオを聴いてくださったあなたのためにも、あなたが救われることを、慰めを受けることを執りなし祈り続けてくれているクリスチャンがあなたの街に必ずいてくださるのです。
クリスチャンにすでになられた方は自分が信仰告白した時に涙を流して喜んでくれる人がいて驚いたのではないかと思います。そんなに喜ぶことか、と。シメオンは最後に言います。「主よ今こそあなたは、あなたのしもべをみことば通りに安らかに去らせてくださいます。」
シメオンは、もう私は死んでも良い、と言いました。もうこの人生を終えることに何の悔いもない、十分に走り抜いてきた、と言える人生が私にはあった、と。このような言葉を言って終わることのできる人生は何と素晴らしいことでしょうか。それを生み出したのは祈りの信仰であり、執りなしの信仰です。
私は牧師として、このシメオンのことばを言い得る人生を皆さんに送って頂きたいと思っています。このことばをもって天国に皆さんを送り出していきたいと思うのです。
今日もラジオをお聴きの皆さんのために祈っています。
( PBA制作「世の光」2020.9.24放送でのお話しより )
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