2020/10/6放送
世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日は旧約聖書のモーセの生涯から学びましょう。
聖書が語る神様は異教に満ちたエジプトを十の不思議なわざで裁きました。その最初はエジプトのいのちであるナイル川が血に変わり、次にはそこから偶像でもあったカエルが大量に這い出しエジプトを苦しめ、三つめブヨという害虫による裁きでした。それらはエジプトとその偶像に対する神の裁きでもあったのです。そしてこの三つ目以降は、エジプトで魔術を行う呪法師たちも行うことができない、まさに神業でした。
今日学ぶ三つも神の裁きのわざです。第四の裁きは蝿とも訳されるアブという昆虫の害でした。次々にいのちが誕生するように見える昆虫は偶像視されたのです。しかしアブによってエジプトは荒れ果ててしまいました。第五の裁きは疫病でした。その疫病はエジプトが偶像視した牛を含む家畜たちに害を与えたのです。しかし神の民イスラエルの地は守られ、アブも疫病も襲わなかったのです。第六の裁きは種物でした。かまどの煤(すす)によって人や家畜に害を与える膿みのです腫れ物となりました。エジプトの呪法師たちはそれを除くどころか自分たちもその腫物に侵され、モーセの前に出ることもできなかったのです。
聖書が語る神様の圧倒的なわざがこの三つの裁きによって示されました。しかしモーセの祈りによって問題が解決すると、エジプトの王はなおも心を頑(かたく)なにし、奴隷状態としていた神の民イスラエルを解放しなかったのです。
神はモーセを通して王にこう語りました。
「今度、わたしは、あなた自身とあなたの家臣と民に、わたしのすべての災害を送る。わたしのような者が地のどこにもいないことを、あなたが知るようになるためである。
・・・わたしの力をあなたに示すため、そうして、わたしの名を全地に知らしめるためである。」
旧約聖書 出エジプト記 9章14節、16節
あらゆる出来事の背後に全てに主権を持つ神様の御手がありました。そしてすべてが真実な神様を知るための招きであり、神のみわざが世界に現わされるためでした。私たちも心からへりくだって、主権者である神様のもとに行きたいと思います。あなたも神様に愛され、招かれているのです。
(PBA制作「世の光」 2020.10.6放送でのお話より )
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