2020/10/3放送
世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
イエス・キリストは、預言者は自分の故郷では尊ばれない、とご自分が故郷の人々に信じてもらえないことを語っておられました。
キリストの以前にも、預言者が故郷の人々に尊ばれずに殺されそうになった出来事が旧約聖書に記されています。
その預言者とはエレミヤという人です。南王国ユダのヨシヤ王の時代に、神殿から律法の書が発見されました。その律法の書に記されている神の教えを知ったヨシヤ王は宗教改革を行いました。預言者エレミヤはその改革に協力したのです。エレミアは人々に語りました。
「神はあなたがたに、『わたしの契約を聞き守り行え』と語っておられる。しかしあなたがたは神に行き従わず、他の偶像の神々に従っている。それで神は言われる。『わたしは災いを下す。その時、わたしを呼び求めてもわたしは聞かない。』」
ある時、神は故郷のアナトテの人々がエレミヤを殺そうとしていることを教えられました。アナトテの人々はエレミヤに非難されたことに怒ったのでしょう。神は「わたしがアナトテの人々に災いを下す」と言われました。ところが聖書には、神がアナトテの人々にその災いを下されたことが記されていません。ただその後70年以上経ってバビロンから帰還した人々のリストの中に、アナトテの人々が128人いたことが記録されているのです。
神は災いを思い直されたのではないか、と私は思います。旧約聖書ヨエル書2章13節のみことばを思い出したのです。
「神、【主】に立ち返れ。主は情け深く、あわれみ深い。怒るのに遅く、恵み豊かで、わざわいを思い直してくださる。」
アナトテの人々は神を再び信じて従うようになったのだと思います。聖書はキリストの故郷の人々もキリストを救い主と信じたことを語っています。
さて、この番組、『世の光』は10月5日月曜日からメッセンジャーが週替わりでメッセージをお届けするようになります。どうぞお楽しみに。
( PBA制作「世の光」 2020.9.26放送でのお話より )
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