2020/9/16放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。エゼキエル書12章28節から「必ず成就する」と題してメッセージをお伝えいたします。
『神である主はこう言われる。わたしのすべてのことば、わたしが語ることは、もはや引き延ばされることはなく、必ず成就する──神である主のことば。』
エゼキエル書の4章から24章はエルサレムの滅亡に関する預言を集めたものです。エゼキエルはただことばによって神のことばを語るのみならず、奇妙なパフォーマンスによって人々の注目を集め、神のことばを伝えようとしました。
例えばこの12章では、人々の見ている前で壁に穴を開けて出て行くことをしています。それはバビロン軍に包囲された町から逃げ出す困難さを伝えようとしたパフォーマンスでした。また人々の前で震えながらパンを食べおののきながらこわごわ水を飲んでいます。それはバビロンという敵がエルサレムに攻めてくることで平穏な日常生活が壊されて、恐れとおののきの毎日が起こることを実演しながら預言しているのです。
しかしイスラエルの民はエゼキエルが行うこのようなパフォーマンスをおもしろおかしく見ているだけで、エゼキエルが預言するようなことはないと考えていました。そのような人々に向けてエゼキエルは、もはや神の時は延ばされることはない、神の語ったことは必ず成就する、と伝えます。
大切なのは、エゼキエルの預言は神様を信じている人に向けて、つまりユダヤ人に向けて語られたことです。未信者ではありません。同じように聖書には未信者に対するよりも本来は神を信じている人に対して語っている部分が多くあるものです。
しかし聖書のことばにあまり注意を向けずに日々を歩んでいる方々も多いのではないでしょうか。聖書は持っている。礼拝にも通っている。けれども家に帰ると聖書が大切に書棚にしまわれて、一週間開くこともない。そんなことはないでしょうか。神の重要なメッセージを聞き逃すことのない、いつも神のことばに聞き従う心を持った歩みをしたいものです。
では良き一週を祈ります。
(PBA制作「世の光」2020.9.16放送でのお話より )
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