2020/9/21放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
第三月曜日の今日はマルコの福音書から、仕える者となる祝福についてご一緒に考えてみましょう。
私たちは心のどこかで、人の上に自分が立つことや人を自分に従わせたいと考えてしまうことがありますねえ。あなたはいかがでしょうか。
キリストの12弟子の中のヤコブとヨハネがある時、キリストのもとに来ました。そして「あなたが栄光をお受けになるとき、一人があなたの右に、もう一人が左に座るようにしてください。」(マルコの福音書10章37節)と願ったのです。
他の弟子たちは腹を立てました。自分たちを出し抜こうとした二人を許せないだけではなく、体にも同じような思いが隠れていたからでしょう。
この直前にキリストが彼らに語っていたのは、ご自身が向かう受難の道、十字架への道のことでした。にも関わらず弟子たちの心には傲慢やプライドが渦巻いていたのです。
キリストが受ける栄光とは十字架のことなのだとは理解できず、彼らはキリストがユダヤの王として君臨する時に、その左右の座に就きたいと考えたのです。
しかしキリストは弟子たちを呼び寄せてこう言いました。
「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、皆に仕える者になりなさい。
あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。」
新約聖書 マルコの福音書10章43節、44節
他の人に心から仕え、他の人のしもべとなれる人こそ真のリーダーであり、立派な人なのだ、とキリストは教えました。それは神のあり方を後にして人としてこの地上に来られた神の御子キリストご自身の姿だったのです。このキリストこそ人々の罪の裁きを身代わりに背負、私たちの罪を贖うための犠牲としてあの十字架の苦しみを全てを受けになったからです。そこに本当の栄光の姿がありました。キリストはそこに私たちを招くのです。
あなたも神と人の前にへりくだり、喜んで他の人に仕える者、キリストの姿に倣う者として歩んで行きませんか?
聖書のことば
「人の子も、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのです。」
マルコの福音書 10章45節
キリストはあなたのために仕える者となって十字架にかかって下さいました。あなたもその愛を受けとめてください。
(PBA制作「世の光」 2020.9.21放送でのお話より )
***
このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。。。携帯からもこのURLでどうぞ。
***
東海福音放送協力会へのお問い合せは、
464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ
***