goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■聖書全体を解き明かす / 板倉邦雄

2018年05月29日 | Weblog
2018/4/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「聖書全体を解き明かす」という題でお話ししましょう。

イエス・キリストの復活を信じられないという人がいます。それは聖書を説き明かす側の熱心さにかかっているようですね。

 さて、エマオの村へ行く二人の弟子に復活のイエス様が同行してくださいました。しかし彼らの目がさえぎられ鈍くなっていたのでイエス様だと認識できませんでした。

 そこでイエス様は二人の弟子に言われました。
 「ああ愚かで心の鈍いため預言者たちが説いたすべてのことを信じられない者たちよ。キリストは必ず苦難を受けて復活の栄光に入るはずではなかったのか。」
 そう言われてから、復活されたイエス様は旧約聖書全体にわたりご自身について記してある事柄を説き明かされたのです。

 しばしば旧約聖書は金太郎飴に喩えられています。金太郎飴はどこを割っても金太郎が出てきますね。新約、旧約聖書はどの書を開いてもそこにイエス・キリストの苦難と復活が出て来るのです。

 さて二人の弟子たちが目指したエマオの村が近づいてきました。復活のイエス様は先に進んで行かれる様子でした。その時二人の弟子は強いて引き留めて言いました。
 「私たちと一緒にお泊まりください。もう夕暮れになっており、日も早や傾いています。」

 イエス様は彼らと泊まるため宿に入られました。三人が一緒に食卓に着かれた時でした。復活のイエス様はおもむろにパンを取り、祝福して裂き、彼らに渡しました。

 すると二人の弟子たちの心の目が開けて、その方がイエス様だと分りました。するとその時、イエス様の姿が見えなくなったのです。

 二人の弟子たちは互いに言いました。
 「道々お話になった時、また旧約聖書を説き明かしてくださった時、私たちはお互いの心が燃えたではないか。」

 私たちキリスト教会が旧約聖書全体を説き明かす事に熱心になり、キリスト信徒たちが旧約聖書に親しんで語り合うことができれば、きっと苦難と復活のイエス・キリストに多くの人々が人生の旅路において出会い、悲しく冷たい心が溶けて、熱き心に燃えてゆくのではないでしょうか。

  (PBA制作「世の光」2018.4.24放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする