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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十戒 -自由への励まし 43 / 大嶋重徳

2018年02月15日 | Weblog
2018/1/11放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒の第四戒の「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。」(出エジプト記 20章8節)と語られた神様は神様ご自身が休みを取られた神様でした。

 十戒の記されている旧約聖書の出エジプト記では「主は六日の間に天地を創造し、七日めにみわざをやめて憩われた」(31章17節参照)と記されています。この「憩う」ということばはナファシュということばで、深く息をつくという意味です。深呼吸することです。安息日は神の前で深く息をつく深呼吸をする時です。文字どおり私たちは礼拝において安らかに息をつくのです。安らかな呼吸が安息日に生まれ、呼吸の乱れることのない生活が始まっていくのです。

 私たちは過ぎ去って1年を余りにも早く駆け抜けてきました。そして新しい年もあっという間に始まって猛スピードでお仕事や毎日の生活を過ごしておられるのではないかと思います。今年こそはこうしようと願って始まった1年も今日にはもう忘れてしまっているような事があるかもしれません。第四戒は私たちが自分が生かされていることの意味を回復するために時の流れを中断して一息つきなさいと語りかけます。深呼吸しなさい、と語るのです。

 ではいったいどこで深呼吸するのでしょうか。それは何よりも安息日、教会の礼拝で一息をつくのです。そして自分の一週間を振り返ります。深く息を吐き、神のことばを聞き、自分の生活を振り返ると自分が何に囚われて何に焦ってしまい、大切なものを見失ってしまったかを気が付きます。そして何より神様が私を愛してくださっていることを知り、ほっとするのです。讃美歌を歌い、お祈りをすることで、私たちの霊は休息をし始めます。自分ではなかなか気が付いていないのですが私たちの魂は疲れ果てていることが実は多いのです。肉体を休ませても頭を休ませてもとれることのない魂の疲れは神様の前で大きな深呼吸をすることでしか解決ができません。きっと世の光のラジオの時間も魂の疲れを取ってくれる時間となるでしょう。

 さあ、ほっと一息神様の前で深呼吸をしてください。大きく息を吸って、「はい、神様」と呼びかけて、神様があなたの名前を呼んでくれるその声に耳をすませてください。そこで私たちは今日を生きる今週を生きる元気が湧いて来るのです。

   ( PBA制作「世の光」2018.1.11放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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