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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■沈黙のイエス / 板倉邦雄

2018年02月27日 | Weblog
2018/1/23放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「沈黙のイエス」という題でお話ししましょう。

 豚に真珠ということわざがあります。高価な真珠を豚に与えてもその価値が分からないことから、価値が分からない者に貴重なものを与えても何の役にも立てられないことを言っています。

 さてイエス様はヘロデ王様の所へ連行されて行きました。大祭司カヤパの官邸からユダヤの最高議会、それからローマの総督ピラトの官邸、そして今度はヘロデの滞在している所です。まさに、たらい回しでした。

 ヘロデはイエス様を見て非常に喜びました。それはかねてからイエス様の噂はヘロデ王の耳に入っていたので、一目会ってみたいと長い間思っていたからです。もう一つは、イエス様が奇蹟を見せてくれるんじゃないかと望んでいました。

 そこで連行されてきたイエスを見て、いろいろと質問を試みましたが、イエス様は何も答えられず、沈黙したままでした。その代り、一緒にやってきた祭司長たちや律法学者たちは次々に立ち上がり、激しい語調でイエス様を訴え続けたのです。そして何とヘロデ王自ら、連行してきた人々と一緒になってイエス様を侮辱したり、からかったりした挙げ句、王様の華やかな着物を着せて笑い種(ぐさ)にしてピラトのもとに送り返してしまったのです。

 さてイエス様がなぜヘロデ王の前で沈黙を守ったのか。まずそれはヘロデ王はイエス様をマジックをする芸人のように見ていたからです。次にヘロデ王は訴えた人と一緒になってイエス様をからかい嘲弄をしたりした、と書いてあります。

 さて、私たちもイエス様に対してヘロデ王のような態度にならないようにしたいものですね。くれぐれもイエス様に対して不敬虔な者とならないように祈りましょう。

 豚に真珠となってはならないのです。また逆に、ヘロデ王のような人に真珠を投げ与えてはならないということです。

 イエス様のことばです。
 「聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。
      マタイの福音書7章6節 (口語訳聖書)

   (PBA制作「世の光」2018.1.23放送でのお話より )

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