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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ますます広まっていった / 福井 誠

2018年02月21日 | Weblog
2018/1/17放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「ますます広まっていった」です。使徒5章30節を読んでみましょう。

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「ますます広まっていった」です。使徒の働き12章24節を読んでみましょう。
 「神のことばはますます盛んになり、広まっていった。

 「そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人々を苦しめようと手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺し、更にペテロを捕えた」(1-2節参照)とありますね。ここで言うヘロデ王はヘロデ・アグリッパ1世のことで、ヘロデ大王の孫にあたる人です。彼は紀元37年に王の称号を与えられ、41年に事実上パレスチナ全土の王となり、44年に死んでいるので、ここに記された事件はその4年間に起こったことのようです。

 ともあれ、ヘロデ王はイドヤマの出身、つまりユダヤ人から見れば異民族でしたから、ユダヤ人の王として君臨する以上ユダヤ人の歓心を買おうとして、キリスト者を弾圧し、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺しました。ユダヤ人はそんなヘロデを歓迎します。彼らにとって、自分たちの王が異民族であることよりも、十字架で殺したのにいよいよ力を増していくイエスの教えを信奉する弟子たちの方が受け入れられなかったのですね。しかしそれはキリスト教会がユダヤ人の偏狭な民族主義・排他主義から脱皮していくきっかけでもありました。

 そのような激しい弾圧の中で神のことばはますます盛んになり広まっていくようになります。大切なのは神が生きておられる方であることを覚える事でしょう。どんなに人間的な思惑が働こうと、人間的な動きがあろうと、この世界を本当に支配しておられるのは神です。神がこの世界のあらゆる動きを導き、そして正しいことをなさるのです。ですからヘロデ王の、自分を神とするような横暴な態度はいつまでも許されることはありませんでした。

 ヘロデがある種の記念式典を開いた時のこと、参列者は王をまるで神のように崇めたてることがありました。しかし生殺与奪の権を持つと、おごり高ぶり、神に栄光を帰さなかったヘロデは、そこで主の使いに打たれて死んでしまうのです。

 人は神に変わることはできません。確かに生きておられ正しいことをなさる神を恐れて歩んでいきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2018.1.17放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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