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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■振り向いた主イエス / 板倉邦雄

2018年02月06日 | Weblog
2018/1/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「振り向いた主イエス」という題でお話ししましょう。
 母親が時々、後ろをついて来る幼い子どもを振り向きながら歩いている光景を見ることがあります。

 さてイエス様は、夜オリーブ山での祈りの最中、ユダヤ当局によって逮捕され、大祭司の邸宅へ連行されて行きました。夜中に裁判を受けるためです。

 ところで、弟子のペテロは遠く離れながら、連行されていくイエス様の後をついていきました。そして大祭司の中庭へ入ることができたのです。中庭には火が焚かれていて、人々は座っていました。ペテロも一緒になって座りました。

 するとある女中が、「この人、イエスと一緒に行きましたよ。」と指さしながら言いました。ペテロはそのことばを打ち消して、「私はそんな人は知らない。」と言いました。焚き火のそばを離れたペテロは中庭をうろうろしていました。すると他の人がペテロを見て、「あなたもイエスの仲間の一人だ。」と言いました。ペテロは「いや、違う。」と答えたのです。それから約1時間経ってから、また他の者が言い張ったのです。「確かにこの人もイエスと一緒だった。この人もイエスと同じガリラヤ出身なのだから。」 ペテロは言いました。「あなたの言ってることは私には分からない。」 パニック状態になったペテロの返事でした。するとその時です。世明けを告げる鶏が鳴きました。コケコッコーッ。

 ちょうどその時、裁判を終えたイエス様が大祭司の邸宅から出てきたところでした。主イエス様は振り向いてペテロを見つめられたのです(参照ルカの福音書22章61節)。その時、ペテロは「今日、鶏が鳴く前に三度わたしを知らないというであろう。」と言われたイエス様のおことばを思い出しました。ペテロは激しく肩を震わせながら泣き伏しました(参照マタイ26章75節、マルコ14章72節、ルカ22章62節)。

 三度、「イエスなんか知らない。」と言い張ったペテロを振り向いて見つめられたイエス様の眼差し。あなたはどのような風に受けとめたでしょうか。イエス様の後を一所懸命ついてきたペテロでしたねえ。しかしつまずいてしまいました。転んで泣く子どもを母親が振り向いて駆け寄る姿をイエス様の眼差しに見る人は幸いです。
 
   (PBA制作「世の光」2018.1.2放送でのお話より )

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