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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■天のお父様 / 関根弘興

2018年02月16日 | Weblog
2018/1/12放送

世の光の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。聖書は祈りの大切さを教えています。イエス・キリストは弟子たちに、どのように祈ったら良いのかを教えてくださったんです。それは「主の祈り」と呼ばれるものです。

 この祈りの最初は神様への呼びかけから始まります。「天にいます私たちの父よ」という呼びかけです。イエス様は私たちにまず最初に、誰に向かって祈るのかを教えておられるんです。わたしは天のお父さんに向かっているんですねえ。「天のお父さま」と祈るなら私たちは神様の子どもということです。子どもが父親に呼び求めるように祈ることができるという訳です。

 「天にいます私たちの父よ」とありますが、天ということばを聞くとあなたはどう感じますか? 何だか私たちのいる場所から遠く離れた高い所というイメージを持ってしまうかもしれませんね。でも「天の父なる神様」は私たちから遠いところから見下ろしておられるような存在なんでしょうか? 実はそうではないんです。当時、「天」は何層にもなっていると考えられていました。そしてその全てを支配している神様が私たちの父なる神様だということを教えているんです。つまり「天におられる」というのは雲の上とか物理的に高い場所におられるということを指していいるではなく、あらゆる場所を支配しておられる天のお父様がいるんですよと教えたんですねえ。ですから私たちがどこにいてもどんな時にも、私たちをご覧になり私たちを生かし養ってくださるお方が天の父なる神様なのです。

 それでは私たちが天の父なる神様の子どもとされているということを確信し、自由に「天のお父さん」と祈り求めていくためにはどうしたらいいんでしょうか。新約聖書のヨハネの福音書の1章12節にはこう書かれています。

 「しかし、この方--イエス・キリスト--を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の要求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」(新改訳第三版) このように書かれています。イエス・キリストを単純に救い主として信じ受け入れることは神の子どもとされ生きることなのだと教えているんです。「天のお父さま」と自由に祈り求めることは、あなたが神の子どもとされているということを知ることから始まるんですねえ。それはイエス・キリストを信じ生きることから出発するんです。

  (PBA制作「世の光」2018.1.12放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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