♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■最もよきものを与える神様 / 関根弘興

2017年10月27日 | Weblog
2017/9/22放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 
私たちはすぐに失望してしまう弱い者であり、神様を信頼して祈り続けることがなかなかできないものだなということを感じることがありますね。

 イエス様はこう話されました。ルカの福音書の11章11節から13節
 「あなたがたの中で、子どもが魚を下さいと言うときに、魚の代わりに蛇を与えるような父親が、いったいいるでしょうか。卵を下さいと言うのに、だれが、さそりを与えるでしょう。してみると、あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。
 このように書かれています。

 ここで魚(うお、さかな)の代りに蛇、卵の代りにサソリが出てきます。マタイの福音書を読みますと、もう一つ、「パンの代りに石を与えることがあるだろうか」とも記されているんですねえ。このリストは何だと思いますか? 実はこれは似て非なるもののリストなんです。魚と蛇はどう見ても似ていないと思いますよね。でもひょろ長い蛇に似ているような魚はいますよね。また卵とサソリは似ても似つからないように思いますが、石がゴロゴロしているパレスチナの地方ではサソリが丸まっていると卵のように見えるんです。子どもが間違ってそれに触れて刺されてしまうということがあるそうです。また石は遠くから見たらまるでパンのように見えますね。つまりイエス様は、あなたがたの求めに対して、似てはいるけれどあなたがたに害を加えるような偽物を与えるようなことは天の父なる神様は絶対になさらないんですよ。それどころか神様は良いものだけを与えてくださるんですよ、と教えたんです。そして神様が与えてくださる最も良いものは聖霊だ、とここで書かれています。私たちに与えられる素晴らしい約束は、神様が私と共にてくださるという約束なんです。神様が私と共にてくださるという事が実現するためにはどうしたらいいでしょう。それは聖霊が与えられるということを通して実現するんです。

 イエス様はこうおっしゃいました。
 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。」(ヨハネ 14章16節 )

 神様は決して似て非なるものを与える方ではなく、正真正銘の、神われらと共にいる、ということを味わい生きる生涯を与えてくださるのです。

 (PBA制作「世の光」2017.9.22放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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