♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■娘たちの相続地 / 板倉邦雄

2017年10月03日 | Weblog
2017/8/29放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「娘たちの相続地」という題でお話ししましょう。民数記のお話しも今日で最後になりました。ラジオの前の皆さん、長い間の忍耐をありがとうございます。

 さて、民数記の最後は主なる神様の女性たちへの優しい眼差しを見て終わりたいのです。所で、ヨセフの子孫の内でゼロペハデと言う人がいました。所が、彼には男の子がいなくて、子ども5人は全員女の子でした。そこで問題が起こったのです。もし5人の娘たちが全員ヨセフ部族以外の他の部族へと嫁いでいったならば、娘たちの相続地は父親の相続地すなわち先祖からの相続地は取り上げられて嫁いだ先の部族の相続地に加えられてしまうからです。

 そこでヨセフの部族長たちはモーセと民の長老たちの前にやってきて相談しました。指導者モーセは主なる神様に伺いを立てました。そしてモーセは主なる神様のことばに従ってイスラエルの人々にこのように語ったのです。

「ヨセフの子孫の部族の言うところは正しい。ゼロペハデの娘たちについて主なる神様が命じられた事はこうである。『彼女たちはその心にかなう者に嫁いでよい。ただしその父祖の部族の一族にのみ嫁がなければならない。そうすればイスラエルの人々の相続地は部族から部族に移るようなことはないであろう。イスラエルの人々は部族の相続地を堅く保つべきだからである。』」

 何と深い配慮に満ちた主なる神様のおことばではありませんか。まず女性たちに対しては自分の心にかなった男性の元へ嫁いで良いと言われました。自分の思う人に嫁ぎたいですよね。一昔前まで、家のために嫁ぐ女性は多かったのですから。もう一つは、先祖たちの相続地を守っていくと言うことと、男の子を持つ人と女の子を持つ人との不公平さを無くしてゆこうとする主なる神様の知恵を見ることができます。

 聖書のことばです。
 「あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。
       ヤコブの手紙 1章5節

  (PBA制作「世の光」2017.8.29放送でのお話より )

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