♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神様のタイミング / 岩井基雄

2017年10月16日 | Weblog
2017/9/11放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。第二週の月曜日は旧約聖書に登場するヨセフの人生から学んでいます。先月はヨセフが一緒に牢にいた王のしもべたちの夢を解き明かし、その通りに献酌官長は王の元に戻されましたが、彼は自分のことを王に話して欲しいというヨセフの願いを忘れてしまった所まで学びました。

 誠実に歩み続けるヨセフもなお二年間待たされたのです。二年経った時、エジプトの王パロは不思議な二つの夢を見ました。一つは、肥え太った7頭の牝牛を痩せ衰えた7頭の牝牛が飲み込んでも何も変わらないという夢。もう一つは、よく実った七つの稲穂を萎びた七つの稲穂が飲み込んでも何の変化もないという夢でした。これらの夢を解き明かせる者はエジプトにいませんでした。その時、あの献酌官長がヨセフのことを思い出したのです。

 ついに神の時が来ました。この後ヨセフがパロの夢を解き明かし、エジプトのみならずこの地域の人々を助けることになっていくのです。ヨセフはついにパロ前に立ったのです。

 聖書はこう語ります。
 ヨセフはパロに言った。
 「パロの夢は一つです。神がなさろうとすることをパロに示されたのです。

   旧約聖書 創世記41章25節

 そして7年間の大豊作のあとに大豊作を忘れるほどの7年間の大飢饉がこの地域を襲うこと、それゆえに大豊作の間にその作物を蓄えておく重要性をヨセフはパウロに語ったのです。その解き明かしはパロだけではなく全ての家臣たちの心にも適いました。神の御心がヨセフを通してエジプトに示されたです。もしヨセフが2年前に釈放されていたら彼が王に用いられることはなかったかもしれません。苦難の中にとどまることにさえ神様のご計画があるのです。神のなさることは全て時に適って美しいのです。たとえ先が見えない苦難の中に私たちが置かれていたとしても、その中で神様に信頼をし、神様の時を待ち望むものとさせていただきたいと願います。

 聖書のことば
 「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。」  (伝道者の書 3章11節)

   PBA制作「世の光」2017.9.11放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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