♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■十戒 -自由への励まし27 / 大嶋重徳

2017年10月11日 | Weblog
2017/9/7放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは、人間を縛りつけるものではなく自由へと導くためのことばなのです。十戒第三戒は「主の御名を、みだりに唱えてはならない。」(出エジプト記20章7節、申命記 5章11節)と命じていて、相応しい神様の名前の呼び方があるのだと教えています。キリスト教会の礼拝プログラムは相応しい神の名の呼び方を求めて作られたものです。ぜひ今度、そのプログラムの意味を思いながら礼拝に出ていただけたらと思います。

 礼拝の中では聖餐式というプログラムでぶどう酒とパンを食べます。日常に食べるパンとぶどう酒によって味覚、嗅覚、視覚を刺激されながら、私たちがイエス様にいただいた救いは魂の霊的な事柄だけではなく、日常の救いであることも確認します。

 そもそも聖餐式はイエス・キリストが十字架にかかる前夜、「わたしを覚えてこれを行いなさい」と弟子たちに命じられたものです。聖餐式を行うたびに私たちはキリストの十字架を思い起こし、誰より自らがキリストを十字架につけた罪人の一人であることを自覚し、今なお日々罪を犯す者であり赦され続けなければならない者であるという認識をもたらしてくれるのです。そして聖餐式によって私たちは罪赦された日常を生きていくのです。

 さらに聖餐式は神の家族の食卓です。神に赦された者たちが、あらゆる国民、民族、肌の色を超えて一つになっていことを求めるのです。今はまだ社会に敵意が満ち溢れていたとしても、食事をしながらイエス様を中心とした交わりを持とうとするのです。ご飯を食べる関係とは仲の良い関係か、あるいは仲良くなろうとする意志がそこにあります。十戒第三戒に生きる者は誰かをそこから排除しようとする排外主義や差別を拒む生き方も生み出していきます。

 そして同時に、この聖餐式の食卓に一人でも多く加わってくれるように大切な人の救いのことを祈る機会をキリスト者は持つのです。もしかすると信仰を持っていないので聖餐に加われなかったという寂しい思いを持たれたことのある人もいらっしゃるかもしれません。しかしキリスト教会の願う事はこの場所にあなたも早く加わって欲しい、主にある家族の食卓に加わって欲しいと願っているのです。

 ぜひラジオをお聴きの皆さんも、イエス・キリスト信じ、告白して、この聖餐の恵みの中に入れられていただきたいと願います。

  ( PBA制作「世の光」2017.9.7放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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