♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■今日から後、私は祝福しよう / 福井 誠

2017年10月25日 | Weblog
2017/9/20放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。今日のバイブル・メッセージは「今日から後、私は祝福しよう」です。ハガイ書2章19節を読んでみましょう。
 「 種はまだ穀物倉にあるだろうか。ぶどうの木、いちじくの木、ざくろの木、オリーブの木は、まだ実を結ばないだろうか。きょうから後、わたしは祝福しよう。

 ハガイが預言したのは紀元前520年頃のことです。この時代はバビロニア帝国に替わってペルシャ帝国が最も影響力を及ぼす国となっていました。そしてペルシャ帝国は、前のバビロニア帝国と違って民族の独立自治を認め、ユダヤ人が自分たちの故郷エルサレムに帰って神の神殿を再建することを許しました。つまり、ペルシャ帝国の支配によってバビロン捕囚が終わり、たくさんのユダヤ人が、自分たちの国を再建するためエルサレムを目指して帰ってきた時代です。

 その様子は旧約聖書のエズラ記に詳しく記されています。彼らはエルサレムに帰るやいなや、礼拝を再開し、翌年には神殿の礎を築きました。ところがその地に住み着いていた人々の反対運動が起こって、工事は約16年に渡って中断してしまうのです。放置された神殿の土台は土をかぶり雑草に覆われてしまいました。ユダヤ人はエルサレムに帰っても、これが関の山、と国を再建することを諦めてしまうのです。

 そこに預言者ハガイが現れ語りかけます。「今強くあれ、仕事に取りかかれ」と。大きな事業である国の再建も小さく始まったに過ぎない。どんな困難も乗り越えて最後まで完成させようと。ちょうどこの預言が語られたのは今の太陽暦に直すと、11月から12月にかけた時期、これからの大きな収穫に期待が寄せられる時期でした。つまりハガイは、収穫は自然の恵みであると同様に、私たちの労の豊かな実りも主の祝福にあることに心を向けさせているのです。神が祝福するのだから必ずうまくいく、と言うわけですね。

 信仰は語りかける神のことばがその通りであると受けとめて生きることに他なりません。神は約束されたことを破られることはありません。ドタキャンされることもありません。たとえ時間がかかっても、必ずその約束通りに物事を実現してくださるお方です。

 ぜひそのような信仰に立って人生に希望を持って前向きに歩んでいきたいものですね。
(PBA制作「世の光」2017.9.20放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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