2017/8/30放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたの内には神の霊が宿り」です。ヨナ書1章9節を読んでみましょう。
ヨナは彼らに言った。「私はヘブル人です。私は海と陸を造られた天の神、主を恐れています。」
今日はヨナ書を見ていきます。著者のアミタイの子ヨナの墓は今もナザレからカナへ行く途中に残っていると言われています。ヨナは預言者学校の指導者であり、衰退したイスラエルに回復と繁栄を預言していました。実際、ヨナの時代、イスラエルはヨナが語った通りに領土を拡大し繁栄していたため、大変人気を得た預言者であったようですねえ。そんなヨナに神はイスラエルの敵アッシリヤに対するメッセージを託されます。「悔い改めて神を信じなさい」というメッセージです。
この時代、アッシリヤはいよいよ力を増し加える北の強国でした。アッシリヤが征服民に行なった拷問と虐殺の残虐さはよく知られ恐れられていましたし、この野蛮な強国が近い将来イスラエルに侵略して来る脅威は誰もが感じているものでした。というのも、ほぼ同時代の預言者イザヤ、ホセアもアッシリヤがイスラエルを滅ぼすことを預言していたからです。実の所、イスラエルの人々はアッシリヤの脅威におびえていたのですね。
そのような状況で、神はヨナに、イスラエルの敵アッシリヤが神の怒りによって滅びないように悔い改めを促すメッセージを伝えるために遣わすのです。もしニネベが神の前に悔い改めれば神はニネベを惜しみこれを滅ぼさない、と。アッシリヤなど滅びてしまえば良いと思っていたイスラエル人の感情を逆なでするような預言ですねえ。イスラエルを愛するヨナは宣教の任務を放棄して、主の御顔を避けて逃げ出した、とあります(ヨナ書 1章3節参照)。ヨナが逃げていったタルシシュへの道はニネベとは全く逆の道です。しかし神はそんなヨナをニネベに向かうようにし向けていくのです。
教えられるのは神がいかなる人の滅びをも望んでおられないことですね。人間というものは救われるべき人を選びやすいものです。この人は神に愛される資格があるとかないとか。しかし神はすべての人が救われることを望んでおられます。全ての人を愛しておられる神の大きな愛に心を開いて歩むものでありたいものですね。
(PBA制作「世の光」2017.8.30放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたの内には神の霊が宿り」です。ヨナ書1章9節を読んでみましょう。
ヨナは彼らに言った。「私はヘブル人です。私は海と陸を造られた天の神、主を恐れています。」
今日はヨナ書を見ていきます。著者のアミタイの子ヨナの墓は今もナザレからカナへ行く途中に残っていると言われています。ヨナは預言者学校の指導者であり、衰退したイスラエルに回復と繁栄を預言していました。実際、ヨナの時代、イスラエルはヨナが語った通りに領土を拡大し繁栄していたため、大変人気を得た預言者であったようですねえ。そんなヨナに神はイスラエルの敵アッシリヤに対するメッセージを託されます。「悔い改めて神を信じなさい」というメッセージです。
この時代、アッシリヤはいよいよ力を増し加える北の強国でした。アッシリヤが征服民に行なった拷問と虐殺の残虐さはよく知られ恐れられていましたし、この野蛮な強国が近い将来イスラエルに侵略して来る脅威は誰もが感じているものでした。というのも、ほぼ同時代の預言者イザヤ、ホセアもアッシリヤがイスラエルを滅ぼすことを預言していたからです。実の所、イスラエルの人々はアッシリヤの脅威におびえていたのですね。
そのような状況で、神はヨナに、イスラエルの敵アッシリヤが神の怒りによって滅びないように悔い改めを促すメッセージを伝えるために遣わすのです。もしニネベが神の前に悔い改めれば神はニネベを惜しみこれを滅ぼさない、と。アッシリヤなど滅びてしまえば良いと思っていたイスラエル人の感情を逆なでするような預言ですねえ。イスラエルを愛するヨナは宣教の任務を放棄して、主の御顔を避けて逃げ出した、とあります(ヨナ書 1章3節参照)。ヨナが逃げていったタルシシュへの道はニネベとは全く逆の道です。しかし神はそんなヨナをニネベに向かうようにし向けていくのです。
教えられるのは神がいかなる人の滅びをも望んでおられないことですね。人間というものは救われるべき人を選びやすいものです。この人は神に愛される資格があるとかないとか。しかし神はすべての人が救われることを望んでおられます。全ての人を愛しておられる神の大きな愛に心を開いて歩むものでありたいものですね。
(PBA制作「世の光」2017.8.30放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
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