♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■十戒 -自由への励まし 28 / 大嶋重徳

2017年10月19日 | Weblog
2017/9/14放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは、人間を縛りつけるものではなく自由へと導くためのことばなのです。十戒第三戒は「主の御名を、みだりに唱えてはならない。」(出エジプト記20章7節、申命記 5章11節)と命じていて、相応しい神様の名前の呼び方があるのだと教えています。キリスト教会の礼拝プログラムは相応しい神の名の呼び方を求めて作られたものです。ぜひ今度、教会の礼拝に行かれた時にそのプログラムの意味を思いながら礼拝に出ていただけたらと思います。

 礼拝には献金というプログラムがあります。献金は自分の願う願い事を神様に叶えてもらうお金ではありません。献金は私たちの手にしているすべてが神様から預かったものであり、このお金もまた自分のものではないと告白しているのです。更に自分に与えられたお金を捧げる行為はその他にも神の働きのために自分に与えられた賜物・時間を生かして神様のために捧げることが喜びとなる生活を生み出していきます。自らが生きる1週間の勉強や労働の意味を思い起こし、与えられ遣わされた職場へと感謝をもって出かけていくのです。また献金は祭司と言われる神殿で仕える人の生活や貧しいやもめの生活を教会共同体全体で支えることに用いられていました。礼拝での献金は牧師が福音を宣教する事に専念し、更に地域や世界で貧しく苦しんでる誰かの生活を支えるために用いられています。献金をすることによって私たちは世界の必要に加わる意識が育てられていくのです。

 礼拝の最後は祝祷があります。祝祷とは牧師が手を挙げて礼拝に出ている人たちの祝福を祈ります。この祝福のお祈りで私たちは神様によって祝福され、自分の遣わされている場所に押し出されていくのです。祝祷の祈りとは派遣の祈りです。「主イエス・キリストの恵み、父なる神の愛、聖霊の親しき交わりがあなたがたと共にありますように。」と、自らの生活のどこにおいても三位一体の神が共にいてくださることが宣言されているのです。ですから私たちは安心して平安の内に神と共に生きる生活へ送り出されていくのです。そして派遣されている場所で神様のご計画を想い巡らしながら私たちは次の週に向かっていく一週間を過ごすのです。ラジオをお聴きの皆さん、ぜひ次の日曜は教会に行ってみませんか。

  ( PBA制作「世の光」2017.9.14放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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