♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■都市の滅亡 / 板倉邦雄

2017年10月10日 | Weblog
2017/9/5放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日からルカの福音書の途中からのお話になります。題は「都市の滅亡」。 大都市の滅亡は歴史の中に繰り返されてきました。紀元前5世紀の大都市バビロン、イスラエルの都エルサレムの滅亡も紀元70年に起こりました。

 さてイエス様は預言なさいました。「エルサレムの都がローマの軍隊に包囲されるのを見たならば、その時は都の滅亡が近づいたと悟りなさい。その時の注意事項を言いましょう。まず山へ逃げなさい。低地へとどまってはなりません。」(ルカ 21章20節、21節参照 )
 私たちは東日本大震災の大洪水の経験で山へ逃げることの重要さを知らされましたね。
 第二に、「町の中にいる者は町の中から直ちに出るように。田舎にいる者は市内に入らないように。とにかく山へ逃げなさい。」
 持ち物を取りに家に帰るな、という警告のことばです。

 「その都市の滅亡の日は身重の女性と乳飲み子を持つ女性とは不幸です。」(ルカ 21章23節参照 )
 逃げるのと山へ登るのが大変だからでしょう。

 「このように地上には大きな苦難が起こり、国民には神の怒りが臨むからです。そしてこのエルサレムの都は異邦人の時期が満ちるまで異邦人に踏みにじられているであろう。」(ルカ 21章24節参照 )
 この「異邦人の時期が満ちるまで」とはどういう意味でしょうか。異邦人のすべてに神の国の恵みが伝えられ、救われる人と救われない人が満ちるまで、と言うことでしょうか。それからこの宇宙と全世界の滅亡がやってくるのです。

 ですから、続けてイエス様は言われました。
 「また地上では諸国民は悩み、海と大波の轟きにおじけ戸惑うでしょう。人々は世界に起ころうとすることを思い、恐怖と不安で気絶するでしょう。もろもろの天体までが揺り動かされるからです。」(ルカ 21章25節、26節参照 )
 黄金の都エルサレムの滅亡は紀元70年でした。そして最後に、この天体とこの世界の滅亡がやって来るのです。その前に私たちの人生の終わりの日が来るでしょう。その私の滅する日のために備えることが重要ではないでしょうか。その備えとは神様を信頼して生きることです。 

   (PBA制作「世の光」2017.9.5放送でのお話より )

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