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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■真実に報いてくださる/福井 誠

2016年10月27日 | Weblog
2016/10/27放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「真実に報いてくださる」です。それでは第一サムエル記26章23節から読んでみましょう。
 「主は、おのおの、その人の正しさと真実に報いてくださいます。

 26章に描かれているエピソードは既に読んだ23章のそれとよく似たものですねえ。23章ではダビデが潜んでいた洞窟の奥に、たまたま用を足しに迷い込んできたサウルでしたが、今度はサウルの陣地にダビデとその家来が侵入した所、皆居眠りをこいていたというのです。またしてもダビデではなくサウルが危機に曝されていますね。ただ今日の箇所は先のエピソードよりもダビデには余裕があります。ダビデは槍一突きでサウルを殺すことができる状況にありながら、また自らの手を汚さずにそうできる状況にありながら、サウルを殺さずにやり過ごしているのです。この時のダビデの心情は詩篇57篇に描かれていますね。こうあります。
 「私はいと高き方、神に呼ばわります。私のために、すべてを成し遂げてくださる神に。 神は、天からの送りで、私を救われます。神は私を踏みつける者どもを、責めておられます。」(詩篇 57篇2節、3節)
 
 ダビデは自分の勝利を少なからず感じていますね。いずれサウルは滅びるのだから放っておけばいい、ぐらいの態度です。そしてここでも言っています。
 「主は私のいのちをたいせつにして、すべての苦しみから私を救い出してくださいます。」(サムエル記第一 26章24節)
 主はちゃんと私を守ってくれる、大丈夫だ、と言わんばかりです。もちろんこのあとサウルはすぐに心臓発作を起こして死ぬわけでもなく、まだまだ余力があって、ダビデを追跡することをやめませんでした。ダビデももちろんその事は分かっていたでしょう。けれどもそうであってもダビデの心は、もはや神の約束に対する信頼によって恐れを克服しているのですね。神に委ねることを私たちはどこかで学ぶ必要があります。いかなる危機的状況に遭っても、平安の内に物事を受けとめ、淡々と物事に対応することが人間にはできるからです。それこそ信仰を持つ者の強さ、祝福ではないでしょうか。泰然自若(たいぜんじじゃく)、つまり物事に動じない強さを、ぜひ信仰を持つ者の体験として味わって欲しいものです。

(PBA制作「世の光」2016.10.27放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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