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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■絶望するヨブ / 羽鳥頼和

2016年10月15日 | Weblog
2016/10/15放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

今日は旧約聖書のヨブ記7章からお話しします。ヨブ記の主人公であるヨブは大きな苦難に遭いました。一日の内に財産と子どもたちを失い、その後、自分も全身にできものができてしまったのです。苦しみの中でヨブは神に訴えました。
 「私はいつまでも生きたくありません。私にかまわないでください。・・・人とは何者なのでしょう。あなたがこれを尊び、これに御心を留められるとは。」(ヨブ記 7章16節、17節)

 自分の苦しみを見つめながら、ヨブは「もう死んだ方がましだ」と思い、神に対して「人とは何者なのでしょう」と問いかけています。その思いの中には、こんな苦しみを与えるなら神が私を見捨ててくれた方がましだ、という思いがあるのでしょう。神は長い沈黙の後で、ヨブに「わたしの造った天を見なさい。星の運行をあなたは制御できるか?」と言いました。

 イスラエルの王ダビデは神の造られた天を見て神にこう言いました。
 「あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見ますのに、人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。」 (詩篇 8篇3節、4節)
 ヨブと同じ表現をしていますが、ダビデはここで天を見上げながら、神が人に心を留めてくださることを感謝しています。

 ダビデとヨブの違いは何でしょうか。それは、何を見ているか、だと思います。ダビデは神の造られた自然に目を向けました。ヨブは苦難に目を向けています。神はそんなヨブに、「わたしの作った自然を見みなさい。」と言われました。苦難ばかり見つめていると誰でも落ち込みます。そんなとき、少し視点を変えることは大切なことだと思います。自然を見ることは、創造主である神の本当の力に気づくことになります。星の運行の法則を作っただけでなく、今もそれを支配されている神の偉大な力、またいのちを造り育まれるお方。このことを知るなら、神は、苦難を取り去り、救いを与えることができるお方であることを、信じることができるでしょう。

 明日は日曜日です。あなたに心を留めておられるまことの神様を礼拝するために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2016.10.15放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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