2016/10/13放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主が幸いを与えられるように」です。それでは第一サムエル記24章19節から読んでみましょう。
「人が自分の敵を見つけたとき、無事にその敵を去らせるであろうか。あなたがきょう、私にしてくれた事の報いとして、主があなたに幸いを与えられるように。」
今年の3月に、今日のメッセージの舞台となったイスラエルのエンゲディを訪れました。今ではクムランの洞窟やマサダの要塞など、観光名所で賑やかな所ですが、見渡す限り荒涼とした岩地に洞窟が点在する光景が広がっている所です。
ここでダビデは追跡するサウルにばったり遭遇する危機に曝されています。用を足したくなったサウルがダビデの隠れていた洞窟に入ってきたのです。しかしサウルはイスラエルの燦燦と輝く太陽のもとから急に暗い洞窟の中に入ったので目が慣れず、ダビデが隠れていたことに気づかなかったようですね。入って来るサウルを見て、ダビデの部下がささやきました。「今こそサウルの息の根を止める時です。」と。
しかしダビデはサウルを自らの手で殺める事を拒みました。孤立無援の思い、そして悲しみとやるせない怒りに暮れる日々。長引く逃亡生活にダビデの心は疲れ果てていたはずです。けれどもダビデはサウルを殺そうとはしませんでした。
人に対して激しい憎しみを抱くことはあるものでしょう。しかし人の悪意に負けてはいけないのです。人の悪意に負けて仕返しをするなら、却って後で自分を苦しめることになります。ダビデもそう考えていたのかもしれません。けれどもなかなか人間、そのようには行動できなかったりしますね。そして一瞬の感情に駆られて、自分の人生を台無しにしてしまいがちです。大切なのはダビデが神と共に生きたことではないでしょうか。神との関係を大事にすることでダビデは守られたのです。
「復讐は我にあり。」 神がなさる事だ、と正しいことをなさる神がおられることを信じるときに、一時の感情にも歯止めがかけられるものですね。すべてを善きに導く神を信頼するときに、人間の力強い生き方も生じるのだということを覚えたいものです。
(PBA制作「世の光」2016.10.13放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主が幸いを与えられるように」です。それでは第一サムエル記24章19節から読んでみましょう。
「人が自分の敵を見つけたとき、無事にその敵を去らせるであろうか。あなたがきょう、私にしてくれた事の報いとして、主があなたに幸いを与えられるように。」
今年の3月に、今日のメッセージの舞台となったイスラエルのエンゲディを訪れました。今ではクムランの洞窟やマサダの要塞など、観光名所で賑やかな所ですが、見渡す限り荒涼とした岩地に洞窟が点在する光景が広がっている所です。
ここでダビデは追跡するサウルにばったり遭遇する危機に曝されています。用を足したくなったサウルがダビデの隠れていた洞窟に入ってきたのです。しかしサウルはイスラエルの燦燦と輝く太陽のもとから急に暗い洞窟の中に入ったので目が慣れず、ダビデが隠れていたことに気づかなかったようですね。入って来るサウルを見て、ダビデの部下がささやきました。「今こそサウルの息の根を止める時です。」と。
しかしダビデはサウルを自らの手で殺める事を拒みました。孤立無援の思い、そして悲しみとやるせない怒りに暮れる日々。長引く逃亡生活にダビデの心は疲れ果てていたはずです。けれどもダビデはサウルを殺そうとはしませんでした。
人に対して激しい憎しみを抱くことはあるものでしょう。しかし人の悪意に負けてはいけないのです。人の悪意に負けて仕返しをするなら、却って後で自分を苦しめることになります。ダビデもそう考えていたのかもしれません。けれどもなかなか人間、そのようには行動できなかったりしますね。そして一瞬の感情に駆られて、自分の人生を台無しにしてしまいがちです。大切なのはダビデが神と共に生きたことではないでしょうか。神との関係を大事にすることでダビデは守られたのです。
「復讐は我にあり。」 神がなさる事だ、と正しいことをなさる神がおられることを信じるときに、一時の感情にも歯止めがかけられるものですね。すべてを善きに導く神を信頼するときに、人間の力強い生き方も生じるのだということを覚えたいものです。
(PBA制作「世の光」2016.10.13放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。