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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■悪く言いふらす/板倉邦雄

2016年10月26日 | Weblog
2016/10/26放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「悪く言いふらす」という題でお話ししましょう。

 「風評」ということばは悪い意味で用いられます。実際はそうではないのに被害を被るのです。悪く言いふらすことによって私たちの心はそがれてしまうということでしょうねえ。
 さて、モーセの命令によって12人の探索隊が約束の地カナンを40日かけて探り、そしてモーセに報告しました。
 「私たちはあなたが遣わした地へ行ってきました。その地は豊かな牧草地です。花が咲き乱れ、たくさんの蜂が巣を作っています。まさに乳と蜜の流れる土地です。しかし城壁に囲まれた堅固な非常に大きな町です。その内に住んでいる民族は強力です。私たちはその町にアナクの子孫、巨人たちを見ました。」
 その時、12人の探索隊の一人カレブはモーセの前で民衆を静めながら言いました。
 「私たちはすぐに上ってその町々を攻め取りましょう。私たちは必ず勝つことができます。」
 しかし、カレブと共に探索に行った人々は声を合わせて反対しました。
 「私たちにはそのような民族のいる所に攻め上ることはできません。彼らは私たちよりも強いからです。」
 そして彼らは自分たちが探った土地のことをイスラエルの人々に悪く言いふらしたのです。
 「私たちが行き巡って探った所は、それはひどい土地でねえ。住んだら生きてゆくことはできません。またみんな巨人なんです。私たちには自分がイナゴのように小さく思われました。相手はライオンで、踏みつぶされてしまうでしょう。」
 さて今日私たちは全能の神様を見ていた信仰者カレブと、目の前の人を見ていて悪評を言いふらした多数の探索隊員たちを見てきました。10円玉でも目の前に持ってきますと太陽も見えなくなってしまいます。目の前の人を恐れて心が暗くなると、不安や恐れに支配されてしまうでしょう。しかし神様への信仰は私たちの心に暖かい光が支配して来るのです。悪口は私たちを罠に落とすだけではないでしょうか。
 聖書のことばです。
 「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる。」 箴言29章25節
  (PBA制作「世の光」2016.10.26放送でのお話より )

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