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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■引き留めてくださった主 / 福井 誠

2016年10月20日 | Weblog
2016/10/20放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「引き留めてくださった主」です。それでは第一サムエル記25章39節から読んでみましょう。
 
 「ダビデはナバルが死んだことを聞いて言った。
 『私がナバルの手から受けたそしりに報復し、このしもべが悪を行なうのを引き止めてくださった主が、ほめたたえられますように。主はナバルの悪を、その頭上に返された。』


 逃亡の旅を続けていたダビデは、いつしか600人の部下を抱えていましたね。けれども味方が増えたら増えたで、ダビデは頭として彼らの多くの必要を考えなくてはなりませんでした。ダビデはかつてナバルという人物に恩を売ったことを思い出し、助けを求めます。ナバルは農夫たちの中では一番の金持ちでしたので、恩義に感じて何とかしてくれると思ったのでしょう。しかしナバルはダビデを「逃亡した奴隷」と呼んで、冷たくあしらい、恩を仇で返します。ダビデは激しく怒りました。400人の部下に武装させると、ナバルのみならず、一家を皆殺しにしようと出かけて行きます。先にダビデは逆転窮地に立たせられたサウル王に憐れみをかけ、手を下さず大人の対応をしていましたが、その直後、全く普通の人間の行動を取っていますね。目には目を、歯には歯を。ナバルの侮辱に報復しようとするのです。こういうところを見るとやはり人間というのは愚かさの塊なのだと思いますね。いつでも立派な訳ではない。やはり人間というのは罪人です。時として恥ずかしい本性をさらけ出してしまうものなのですね。幸いダビデはナバルの妻アビガイルの機転によってその浅ましい復讐をせずに済むのですが、その時にダビデは自分の愚かさに気付いて言うのです。
 「私がナバルの手から受けたそしりに報復し、このしもべが悪を行なうのを引き止めてくださった主が、ほめたたえられますように。

 神のみことばである聖書は私たちを愚かしい行動から守ってくれるものです。いつでも神の知恵あるみことばに心を向けて、そのみことばを心に蓄え、人間として品格のある人生を歩みたいものですね。続けて聖書に親しんで参りましょう。

(PBA制作「世の光」2016.10.20放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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