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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■志を与える主 / 関根弘興

2016年10月10日 | Weblog
2016/10/10放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 今日も聖書のことばを最初に紹介しましょう。新約聖書 ピリピ人への手紙2章13節
  「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。

 牧師をしていますと、いろいろな相談を受けることがあります。これからの進路のことや問題に対してどう対処していくかなど様々です。またある方は自分が行おうとすることになかなか確信が持てなくて神様は私の人生をどのように方向づけてくださるのだろう、漠然と考え悩むことがあるかもしれません。私の経験から分ることなんですが、神様が私に何かをさせたいと思うときには必ず自分の中に志を与えてくださるということです。もしあなたが何か強い志をもっているものがあるならその志をぜひ大切にしてください。

 私が牧師になろうとしたときのことですが、自分が牧師になるということは本当に神様の思いだろうかと悩んだ事がありました。神様、何か神秘的な方法で示してくださらないかなあ、耳に聞こえるように「牧師になりなさい」と神様が直接語ってくださるならはっきり分りますよね。何一つそのようなものはありませんでした。しかし牧師になるという志はずっと心にあったんです。そして私は新学校の入学試験を受けました。筆記試験の後、面接があり、担当の牧師先生に、「関根君。君は牧師になることが神様を御心だと確信していますか?」と聞かれたのです。正直が一番をモットーにしている私は、「いや、御心かどうかは牧師になってみないと分りません。」と答えたんですねえ。そんなあやふやな答えしかできない者でしたが、神様は私の人生に不思議な計画を持ち、私の人生を握っておられる。だから神様はご自分の計画通りに事を成し遂げてくださるという思いはいつも思っていました。感謝なことに入学し、その後卒業して今こうして牧師をさせていただいているんですね。

 あなたも人生の岐路に立ち、いろいろな決断をしなければならないことがあるでしょう。その時にあなたの中に与えられた志をぜひ大切にしてください。もちろん道の先には困難が予想されるかもしれません。しかし主に信頼し歩んでください。事を成し遂げてくださるイエス・キリストがともにいてくださいますから。

(PBA制作「世の光」2016.10.10放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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