goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■欲心の墓塚 / 板倉邦雄  

2016年09月28日 | Weblog
2016/9/28放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「欲心の墓塚」という題でお話しします。

 限度を越えた強い欲心によって命を落としてゆく人々はあとを絶つことがありません。私の中学生時代の同級生は酒の飲みすぎで30代で亡くなりました。

 さて主なる神様のもとから風が起こり、海の向こうからうずらが運ばれてきて、イスラエルの人々が宿営する近くに落ちました。落ちた範囲は東西南北、宿営の周囲に渡って一日中うずらが落ちてきたのです。何と地面から約1メートル程、うずらの山となりました。そこでイスラエルの人々は大きな籠を手に持ってうずらを集めました。一日中、夜もです。次の日も集めました。最も少なく集めた人でも10日分は集めたのです。人々は羽をむしり、中の臓物を取って自分のテントの周りに広げて干しておきました。そして人々は来る日も来る日も、うずらの鳥肉を食べ放題、食べ続けたのです。肉が歯の間に挟まっても取る暇もなく食べ続けました。主なる神様がモーセに言われたように、鶏肉が鼻から出てくるほど貪り食らったのです。(参照 民数記11章31、32節)

 今までは「マンナ」という野菜のようなパンを食べていた人が急に肉を大量に食べたらどうなるでしょうか。消化不良を起こし下痢となるでしょう。食事をしていたらごめんなさい。多くの人々が下痢になったら、宿営の周りは不衛生になります。伝染病が発生してもおかしくありませんねえ。

 聖書の民数記はこう書き残しました。
 「その肉がなお、彼らの歯の間にあって食べつくさないうちに、主は民にむかって怒りを発し、主は非常に激しい疫病をもって民を撃たれた。欲心を起した人々は死んで埋められた。」(11章33節、参照34節)

 激しい腹痛と下痢、伝染病になって多くの人々が死んでいったのです。私たちは飢えと飢饉と疫病とによって死んでいくこともあります。しかし逆に飲食と豊かさの中で強い欲心によっても死んで行くのではないでしょうか。

 聖書のことばです。
 「彼らの最後は滅びである。彼らの神はその腹、・・・、彼らの思いは地上のことである。
  ピリピ人への手紙3章19節

  (PBA制作「世の光」2016.9.28放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする