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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■本当に必要なたった一つのもの 6 / 大嶋重徳

2016年09月06日 | Weblog
2016/9/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
 新約聖書ルカの福音書には、イエス様の足元にじっと座りこんでイエス様のことばを聞き入る妹マリヤに、自分の手伝いをしない、と腹を立てたマルタという姉妹の物語が出てきます。

 周囲から見ると、一見常軌を逸しているように見えるマリヤの行為でしたが、イエス様はこのマリヤの行為をきちんと位置付けてくださいました。時に、イエス様のことばを熱心に聞いて生み出される行為は周りから見ると風変りに見えてしまうかもしれません。また妹のマリヤは、イエス様に非常に高価なナルドの香油つまり香り高い油を注ぎかけたことがありました。この時も弟子たちの無理解と反感の対象になりました。「なぜそんな無駄なことをするんだろう。」 そう思われたのです。しかしマリヤのたった一つのものを大切にするからこそ生まれた行動を、イエス様を愛する思いで夢中に行なった行為をイエス様は、「必要なたった一つのことを彼女はしたのだ。誰もそれを彼女から奪い取ってはならない。」(ルカ 10章42節参照)と、マリアの行為を認めてくださったのです。

 私たちもイエス様のためにと思い、始めたことがあるでしょう。
  忙しい中、朝早く起きて聖書を読むこと。
  家族の中にクリスチャンが全然いない中で礼拝に出ること。
  周りの友だちに職場の人に自分が「クリスチャンで教会に行っている」と言うこと。
  家庭を開いて誰かを迎えもてなすこと。
  誰も見ていない所での教会の小さな奉仕の数々。
  困ってる人の家を尋ね食事を届け、病気の人を尋ねてお見舞いをすること。

 疲れ切った一週間の中で、その一つ一つが時に周りから見ると、空気の読めていない非常識で浮いていることなんじゃないかな、と思う。忙しい毎日の中で、いろいろとある中で、もっと他にやるべきことがあるだろう、信仰なんて時間のある日にやるぐらいでいいんじゃない? 自分じゃなくても良いかなあ、と。

 でもイエス様に出会いイエス様のことばに出会い、自分なりに一所懸命始めようとした聖書のことばに聞いて生きる生活の一つ一つをイエス様は、「あなたはたった一つのことをしている。誰もあなたからそれを奪い取ってはならない。」と言ってくださるのです(ルカ 10章42節参照)。

 今朝もあなたがこのラジオを聴き続け、聖書のことばに励まされ、一所懸命してきたことをイエス様は、「よくやったね。あなたは本当に必要なたった一つの事をしているんだよ。」 そう誉めてくださっているのです。

  ( PBA制作「世の光」2016.9.6放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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