♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■友達の愛と信仰によって マルコ⑫ / 岩井基雄

2016年09月16日 | Weblog
2016/9/16放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。第三週の金曜日はマルコの福音書から学んでいます。

 イエス・キリストの愛のわざ、すなわち人々の病を癒し回復させてくださる奇跡の噂は多くの町に広がって行きました。ガリラヤ湖畔のカペナウムにもその噂が伝わり、足の不自由な一人の男性の癒しを願って四人の友人たちが彼をイエスのもとに力を合わせて運んだのです。しかしイエスのいる家は多くの人で溢れ、彼らが入るスペースなどありませんでした。通常ならば諦めて帰るところでしょう。しかし彼らは友のために行動を起こしたのです。聖書にはこう記されています。
 群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、その人々はイエスのおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたままその床をつり降ろした。イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、「子よ。あなたの罪は赦されました。」と言われた。 
  新約聖書 マルコの福音書2章4節、5節

 当時の家は石造りでしたが、屋根は容易に剥がせるような構造だったようです。それでも突然に屋根が剥がされ、人が吊り降ろされてきたのですから、そこにいた人々もその家の持ち主も驚いたことでしょうね。イエスはこの五人の信仰を見て、中風の人に、「子よ。あなたの罪は赦されました。」と語られたのです。それは驚くべき内容でした。それを聞いていた律法者たちが心の中で、「あのイエスとやらは神を穢しているのだ。神お一人のほか誰が罪を赦すことができよう。」とつぶやいたのも無理はありません。

 しかし、すべてを御存知のイエス・キリストは、彼らにご自身の真の権威を示すために彼の足をも癒し、彼を立ち上がらせくださったのです。イエス・キリストは単にこの男性の足を回復させだけではなく、神の前に彼を整え、神にある罪の赦し、真の祝福を受け取ることができる者とされたからです。キリストもまたこの五人の愛と信仰の姿をどれほど喜ばれたでしょうか。

 イエス・キリストはあなたの心の根底にある問題に解決を与え、人生を豊かに祝福してくださるお方なのです。その愛に生かされるとき、あなたも罪赦され、そして真の友となっていことができるのです。あなたも神のもとに戻りませんか? 

  (PBA制作「世の光」2016.9.16放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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