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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■鼻から肉が / 板倉邦雄

2016年09月21日 | Weblog
2016/9/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「鼻から肉が」という題でお話ししましょう。

 泣きながら、「肉が食べたい」とイスラエルの人々は指導者モーセに訴えました。モーセは主なる神様に訴えました。「私はどこから肉を得て、このすべての民に与えることができましょうか。それは私は重荷過ぎます。」(民数記11章13、14節参照) 

 すると主なる神様はモーセに応えてくださいました。「あなたはイスラエルの人々に言いなさい。あなたがたは身をきよめて明日を待ちなさい。明日あなたがたは肉を食べることができるであろう。あなたがたは泣いて主なる神の耳に、『私たちは肉が食べたい。エジプトにいた時は良かった。』と言ったからである。肉を食べるのは一日、二日ではなく、一ヶ月に及ぶであろう。ついにあなたがたの鼻から肉が出て来るほどになり、あなたがたは飽き飽きして捨てるであろう。それはあなたがたの内におられる主なる神様を軽んじて、『エジプトにいた時は良かったよ。』と言ったからである。」(民数記11章18~20節参照)

 聖書に、「あなたがたは『昔は今よりも良かった。』と言うな。あなたがこれを問うのは知恵からではない、」(伝道者の書 7章10節参照)ということばがあります。私たちは今の現状に感謝したり満足することができないということですねえ。昔や過去がどんなに悲惨で残酷であったとしても、過去を美化してしまうという傾向があるのでしょう。

 さて、主なる神様のことばを聞いたモーセは言いました。「私と共にいる民は徒歩の男子だけでも六十万です。その他に老人や女性や子どもたちが大勢います。ところが主なる神よ、あなたは『わたしは彼らに肉を与えて一ヶ月の間、食べさせよう。』と言われます。大事な羊と牛の群れを切り裂いて人々に飽きるほど食べさせると言うのですか。無理です。それとも海の魚を集めて人々に食べさせよというのですか。」 (民数記11章21、22節参照)

 主なる神様はモーセに答えました。「主なる神様の手は短いだろうか。あなたは、いま、わたしの言葉の成るかどうかを見るであろう」。」 (民数記11章23節参照)

 主イエスキリストが五つのパンと二匹の魚で五千人以上の人々を養った記録が新約聖書に描かれています(参照 マタイ福音書14章19節、マルコ福音書6章41節、ルカ福音書9章16節)。主なる神様は私たちがパンで生きることは御存知で、パンや肉や魚、野菜をお与えになりました。しかし私たちはパンだけで生きる者はなく、神のことばと共に、感謝と満足をもって生きる者なのです。

  (PBA制作「世の光」2016.9.21放送でのお話より )

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