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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■聖霊に満たされていたステパノ / 羽鳥頼和

2016年05月07日 | Weblog
2016/5/7放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

今日は新約聖書の使徒の働きに登場するステパノと言う人についてお話ししたいと思います。

 使徒の働きは初代のキリスト教会の様子とその歩みを語っています。キリスト教会の人々は初めの頃、毎日食事を一緒にしていました。ところが教会の人々が多くなるとその食事の配給がきちんと行われないという問題が起こりました。それを解決するために七人の人が選ばれました。その一人がステパノです。

 彼は評判の良い人で、聖霊なる神と知恵とに満ちた人だった、と聖書は言います(使徒 6章3~5節参照)。彼が聖霊に満たされていたというのは、彼が聖霊の言われることをよく聞き、そのことば通りに行動していたということです。ステパノたちの奉仕によって教会では神のことばと神を礼拝することが重んじられていきました。キリスト教会が信仰の共同体として整えられていったのです。

 こうしてキリストの福音はますます広まっていきました。エルサレムでは信者の数が非常に増えていきました。イエスに敵対していた祭司たちも次々に信仰に入ったのです(使徒 6章7節参照)。聖書は、宣教の働きにもステパノが関わっていたことを語っています。聖書は言います。「彼は知恵と聖霊なる神によって語った。」(使徒 6章10節参照)

 しかしステパノは迫害に遭います。裁判にかけられ、偽りの証言によって、聖書を冒涜することを語っている、と訴えられたのです(使徒 6章12~14節参照)。しかし先ほど言ったように、ステパノはその裁判に於いて知恵と聖霊なる神によって語りました。

 この裁判の時、形勢不利なステパノの様子を聖書は「彼の顔は御使いのように見えた」と教えています(使徒 6章15節)。神々しく威厳に満ちた顔だったのでしょう。また御使いとは神に仕える者ですから聖霊に満たされたステパノはまさに神に仕える者となっていたのでしょう。

 困った時、苦しい時にその人の本当の姿が現れます。私たちもステパノのように聖霊の神の言われることをよく聞き、そのことば通り行動しているなら、御使いのように神に仕える者となることができるのです。今も聖霊は助け主と言われています。私たちが聖霊に満たされることを望むなら、聖霊は助け主として私たちを守り導いてくださいます。

 明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にぜひいらしてください。 

 (PBA制作「世の光」 2016.5.7放送でのお話より )
 
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