♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ダビデの聖歌隊 / 羽鳥頼和

2016年05月21日 | Weblog
2016/5/21放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 昔、映画で『レイダース/失われたアーク(聖櫃)』という冒険活劇がありました。このアークというのは聖書に出て来る契約の箱のことです。映画の中では契約の箱を手に入れた者は世界を支配する力を持つことができるとされていて、悪者が箱の蓋を開けると亡霊が飛び出してきて、それを見た者はみな死んでしまいました。これは映画のフィクションです。

 でも聖書の本当の契約の箱は十戒という神のことばが刻まれた石の板が入れられていました。この十戒は神とイスラエルの契約を十のことばで表したものでした。契約の箱によってイスラエルは自分たちが神との契約を結んで神の民とされていることを確認することができたのです。
 そして契約の箱は神の存在を表すものでした。契約の箱がいつもイスラエルにあるということは、神がいつもイスラエルと共におられることのしるしでした。イスラエルにとってこの契約の箱はとても重要なものだったのです。

 今日はこの契約の箱がイスラエルの都エルサレムに運び入れられた時のことをお話しします。ダビデがイスラエルの王になって間もない頃、契約の箱がエルサレムに運ばれ、ダビデはあらかじめ準備していた天幕にそれを安置しました。この時、神殿はまだ建てられていなかったのです。ダビデは喜びながらも厳粛に事を行いました。

 彼はまず、神の教えに従っていけにえを捧げました。次にダビデはイスラエルの一人ひとりそれぞれに丸型のパン、なつめやしの菓子、干しぶどうの菓子を分け与えて、人々と喜びを分かち合いました。そしてダビデは箱の前で、つまり神の御前で聖歌隊に神を賛美させました。彼らは十弦の琴や竪琴、シンバルなどの楽器も奏でながら賛美をしました。この日のためにダビデは聖歌隊を作ったと言って良いでしょう。この賛美はイスラエルになされた神の素晴らしい救いと、神が永遠に変わることのない契約を結んでくださることを感謝して神に捧げられました。私たちもこのように神を賛美したいと思います。

 明日は日曜日です。キリスト教会では礼拝を行い、神を賛美します。お近くのキリスト教会にぜひいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2016.5.21放送でのお話より )
 
***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする