♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■無限の恵み/関根弘興

2016年05月16日 | Weblog
2016/5/16放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 今日は最初に新約聖書ローマ人への手紙8章32節のことばを紹介いたしましょう。
 「私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。
 
 ここに出て来る「御子」とはイエス・キリストのことなんですねえ。一体これはどういう意味なんでしょう。神様は、ご自分にとって最も大切な独り子なるイエス・キリストを贈りものとして私たち一人ひとりに与えてくださったとするなら、他のすべてのものを与えてくださらないはずが無いではないか、と言うわけですね。つまりキリストという最高の贈り物さえ与えてくださった神様の恵みには制限が無い、神様の恵みは無限なんだ、と教えているんです。

 先日あるものの重さを計ろうとしたんです。でも手元にあった計りが小さくて結局計れなかったんですね。その計りでは一定の制限があってその範囲内でしか計れなかった訳です。でも神様の恵みのことを考えてください。神様の恵みの計りは限界や制限が無いんです。どんな人であっても過去にどんな失敗であってもどんな事情境遇であっても、キリストにあって無制限の恵みが与えられていくんです。キリストを求める一人ひとりに対してキリストが与える恵みから漏れる人など一人もいないということなんですね。

 でもその恵みとは一体どのようなものでしょうか。それはイエス・キリストの十字架によってもたらされた罪の赦しであり、イエス・キリストが復活されたことを通して約束された永遠のいのちが与えられるという恵みです。そして神様の子として生きることのできる恵み、決して失われることのない望みに生きていくことができる恵みなんです。

 パウロはその恵みが今イエス・キリストを信じ受け入れるすべての者に無制限に与えられるのだと語っているんです。決してあなたが特別立派であるからたくさんの恵みが与えられるのではありません。またあなたが余り熱心でないから恵みは少しだけですよという世界でもないんです。神様は単純にイエス・キリストを主と信じ告白する一人ひとりに人知を越えた愛をもって、あなたを支え導く、と約束されているんですね。ですからキリストを信じあなたも生きていきましょう

  (PBA制作「世の光」2016.5.16放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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