■静まって主に委ねる ／ 大嶋重徳

2016/5/3放送

　世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか？　大嶋重徳です。

　三ヶ月の間、ラジオの放送をお休みさせていただきました。私は普段、キリスト者学生会という学生伝道団体で学生の方々に聖書のことばを伝える働きをしています。そこで4月から総主事という役割に就くこととなり、その準備期間を過ごすためにラジオもお休みさしていただいたのです。

　静かにその時間を過ごし、聖書のことばを読み、祈りながらこの三ヶ月を過ごしていると、心の中にいくつかの感情が湧いてきました。急に休みを取ったせいか、何もせずに祈ることが難しく、心が落ち着かずイライラしたり、普段怒らないようなことにも反応して怒ってしまったりもしました。また不安なども湧いてきたのです。しかしそんな自分の気持ちにじっと向かい合って神様の前に率直に自分の状況をお伝えしながら祈っていますと、少しずつ少しずつですが、深く深呼吸したような思いへと変えられていきました。

　番組に戴いたお便りの中にこうありました。「早朝べッドの中で聴いておりますが、本当に心が清められることが多々あります。自分の気持ち一つで相手の人々との接し方がこうも変わるものかと、つくづく人間というものは心の生き物だと感じ入ります。職場のミーティングで時々印象に残ったテーマを話しております。人間関係のあり方など人生訓としても役立たせてもらっています。今後も長く続けられることを期待し楽しみにしております。」　東大阪市の湯川さんから戴きました。

　聖書には「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(1ペテロ 5章7節)と言うことばがあります。湯川さんが書いてくださったように、私たち人間は心の生き物です。すぐに人間関係で思い患ったり悩んだりします。しかし聖書のことばは、神様にあなたの持っている心の不安を委ねなさい、と語るのです。そして神様があなた以上にあなたのことを心配してくださって、その不安を最善の道へと導いてくださる、と言うのです。その時私たちは一旦自分の悩みを神様の前に置いて自分の悩みを遠くから眺めることができるのです。するとその悩みがどれだけ小さなものであったのか、あるいはその悩みに既に神様が関わってくださる光景が見えて来るのです。
　ぜひこのラジオをお聴きの皆さんもそのように静まって主にお委ねするような時が今日の一日の中で持つことができますように、お祈りをしています

　　(　PBA制作「世の光」2016.5.3放送でのお話しより )

******

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******
このサイトは　URL名として　 http://yonohikari.biblica.info　 が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。