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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■倍返し / 羽鳥頼和

2014年04月26日 | Weblog
2014/4/26放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今日までイースター・スペシャルをお送りしています。

 テレビドラマの『半沢直樹』をご覧になった方は多いのではないでしょうか。「倍返しだ!」という決めぜりふが流行語大賞を取りました。繰り返し「倍返しだ!」と言われると、あのドラマは復讐劇のように思ってしまいますが、私はそうではないと思います。実際にこの原作では「倍返しだ!」というせりふはそれほど多く使われていません。主人公にとって復讐が本当の目的なのではない、と私は思います。彼は悪いことを正そうと一所懸命だったのだと思うのです。

 旧約聖書の詩篇58篇には同じように、悪者が正されることを望んでいる人のことばが記されています。そこでは、悪者は蛇(4節)と若いライオン(6節)に喩えられています。悪者は蛇使いの言う事を聞かないコブラのようだというのです。また若いライオンのように強い力で見境なく人を傷付けるのです。

 そんな悪者を自分の手には負えないからでしょうか、彼は神様に願って言うのです。
 「神様、彼らの歯を折ってください。
  神様、彼の牙を打ち砕いてください。」
 と神様が悪者をやっつけてくれるようにと願うのです。

 彼は神様が公正なお方であると信じています。ですから必ず正しい人に報いを与え悪を裁かれると信じているのです。彼は自分で復讐するのではなく、自分は良いことをする努力をしながら神様が働かれるのを待つのです。

 人は自分に対して悪いことをされると復讐しようとします。倍返しをしてやる!、と思います。しかし神様はそんな人に言われています。
 「復讐してはならない。あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。」

 現代は憎しみの連鎖が立ち切られずに、あちこちで争いが続いています。そんな今の世に神様は解決の手段として愛を教えてくださっています。神様がこの世の悪をさばいてくださいます。神様を信じる者は神様におまかせするのです。神様は私たちの憎しみの心を愛の心に変えてくださるお方です。明日は日曜日です。復活された主を礼拝するために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」2014.4.26放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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